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中国海外ソフトウェア受託企業ベスト25

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北大青鳥集団という中国のIT企業が日本マーケットへ再上陸するらしい。先週、フジサケイビジネスアイの記事でリリースされているので、このニュースを読まれた方も多いと思う(http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20351179,00.htm)。日本国内におけるソフトウェア人材派遣とベンチャー投資を2つの事業を二本柱に日本マーケットに再参入するらしい。

私は過去にこの北大青鳥集団という会社には一度も接したことはなかった。ただ、知人の中国人には知っている人も多かったので、多分中国では有名な企業なのだと思って、一応2006年度版の中国海外ソフトウェア受託企業ベスト25というのをWebで調べてみると、以下の25社が検索された。

東軟集団有限公司
浙大網新科技股(イ分)有限公司
海輝軟件(国際)集団
大連華信計算機技術有限公司
中軟国際有限公司

柯莱特信息系統有限公司
博彦科技集団
文思創新軟件技術有限公司
日電卓越軟件科技(北京)有限公司
漢略(上海)信息技術有限公司

上海中和軟件有限公司
上海微創軟件有限公司
北京軟通動力信息技術有限公司
大宇宙信息創造(中国)有限公司
福建富士通信息軟件有限公司

神州数(石馬)通用軟件有限公司
上海菱威深信息技術有限公司
上海菱通軟件技術有限公司
南京富士通南大軟件技術有限公司
音泰思計算機技術(成都)有限公司

北京索浪計算機有限公司
賽仕軟件研究開発(北京)有限公司
重慶正大軟件(集団)有限公司
北京尖峰計算機系統有限公司
無錫華夏計算機技術有限公司

過去に私が縁を持ったことがある、東軟、華信や懐かしい上海菱通や海輝などの名前もあるので一応信用のおけるベスト25だとは思うのだが、やはり過去に縁がある北京の中訊なども入っていないし、北大青鳥集団が実際に海外アウトソーシングでどれほどの規模なのかは分からなかった。

実際、北大青鳥集団の日本語のWebページ(http://www.jadebird.co.jp/saiyo.html)では、早速ブリッジSEや法人営業などの日本人向けの採用が始まっている。私も、もし10年前の自分、つまりちょうどSEを辞めた頃だったら、こういった仕事に応募していたかもしれない。いや、それはないか。あの時は中国語など一言もしゃべれなかったし、そもそもやはり中国には全く興味はなかったし。

しかし、北大青鳥集団の日本語のWebページよりもっとおもいしろい採用情報が、中国語のWebページ(http://pkurc.com/info/433-1.htm)にあった。富士山の写真が不可思議な趣を醸し出しているが、これはれっきとした北大青鳥集団の採用募集である。まず日本語の試験を受けて、それを通らなかったら、日本語の学校に3ヶ月~6ヶ月通って特訓を受けて、その後試験に受かったら、日本に受託エンジニアとして派遣してやる、という採用方式らしい。

まず授業料が、3ヶ月で8,000元(13万円くらい)、6ヶ月で15,000元(25万円くらい)とある。この金額が高いか安いかの判断は難しいが、まあ決して安い額ではない気はする。もし日本語の特訓を受けて合格しなかったらどうなるんだろう?そもそも、3ヶ月とか6ヶ月、日本語の特訓を受けただけで、日本のソフトウェアの受託開発ができるものなのだろうか?もちろん、応募するエンジニアはある程度の日本語力がある、というのが前提にはなっているとは思うのだが、ちょっと釈然としない採用方法のような気がする。

また、実際に日本にエンジニアを派遣する、というのも驚いた。最近の中国のソフトウェア受託企業は、実際に日本にまでエンジニアを派遣するものなんですかね?ちょっと最近の情勢には自分は疎いのですが...。そもそも以前は、日本に中国人エンジニアを派遣したらコストが安いという最大のメリットが失われてしまうにので、あくまでオフショア開発として、エンジニアを中国国内に配置し、日本から開発案件を受託する、というオペレーションだったのですが。

なんか釈然としないながらも、業界の進歩に感心しながら、この北大青鳥集団という会社の日本での今後の活動に注目していきたい自分であった。
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