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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

2月14日 世の常~○○は自分の物語を創るチャンス(#267)

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自問自答)雨が降って困る人がいれば、喜ぶ人もいる。他の側面まで見る習性を身につける必要がありそうだ。

一面しか見ない人が多いように思います。

自分なりの仮説ができてしまうと、もう譲らない。"仮"説だということを忘れてしまう。

我々が相談を受ける方々にも少なからずいます。

そして、たいていがうまくいっていない人です。

私自身もそうでした。もうダメだと思うとそれで思考停止し、ダメな理由しか見えてこなくなる。こうなると他の人が建設的な意見をくれても、キレイゴト、理想論などと否定する始末。

それで多くの仕事をしくじってきました。

本当はどんなピンチでも裏にチャンスがあります。

たとえば、死にたいほどの借金を背負った人が、それを返済することで、いちやく有名になる、なんて例はその辺にゴロゴロあるのです。

不幸はあなたの物語を創ってくれます。私自身も、過去の失敗があってこそ説得力のあることが言える場面がたくさんあります。でも、そのときには、将来この経験が役に立つなんて見方はまったくできなかった。

私の知り合いのある方も、職場の不満ばかり言っている。実際、理不尽な職場です。その方はその中でほぼ孤立無援で頑張っている。

これすごいチャンスではないですか?どんな形で終わろうが、この人の経験はそれだけで(いやな言い方をすると)ウリになるのに・・・。

周囲への悪口だけが余計だなあ、もったいない、といつも思ってしまいます。

私自身、過去周囲への悪口や不満・不平がなかったら、いま自分はどれだけ人に信頼される人間、価値ある人間になっていただろうかと思うと、もったいないことをしたなあと思えてなりません。

今日の一言)不幸が自分の物語を創ってくれる。不幸に感謝しなければ。

本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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