CxOと言うけれど、日本ではCEO以外は機能しない?
C何々Oという呼称が、日本でも使われるようになって久しいですが。
CTOは技術、CMOはマーケティング、CFOは財務。最近では、CDOでデジタル(これは何を司るのか知りませんが)、Chief Analytics Officer、Chief Happiness Officer、Chief Visionary Officerなんてのもあるそうです。
AIが普及するようになって、AIのOfficerなんてのもあるようですが、そもそも、それぞれは機能しているのでしょうか。
日本企業の場合、CEOは当然、経営に責任を持つわけであり、大抵は「代表取締役」でしょうから、法的にも責任があるわけで、CEOが機能していない、なんてことは無さそうです。
一方で、それ以外のOfficerは、果たして機能しているのでしょうか。
こういう疑問を持つうえで、一番わかり易いのが国会です。国会では、CEOに相当するのが総理大臣ですね。そしてCFOは財務大臣と役割が分かれているはずですが、与野党の質問者は、まず総理大臣に回答を求めたがります。財務のことであろうと、防衛のことであろうと、各大臣の発言もありますが、総理大臣に発言を求める人が多いように感じています。
同様に、外部役員を持つ企業でも、CEO、つまりは代表取締役社長以外に意見を求めることが少ないようです。
これは、日本企業のほとんどが、権限委譲がうまく機能していない、ということなのでは、と思うのです。特に中小企業で、権限委譲したがらない経営者が多いのでは?と感じています。もちろん、その逆もあり、責任は社長に押し付けるケースも少なくないようです。
経営陣は身内で固めて、CTOとかCMOとかを決めても、取締役でもないので権限がない。責任だけ押し付けるのは間違いだと思うのです。だったら、そういうカッコだけの名称はやめるほうがいい。CTOではなく、技術部長、CMOではなくマーケティング部長で良いのでは、なんて元も子もないことを書いてしまった今日この頃です。