ホンダと日産は、結局どうなるの?
昨年、自動車業界に大きな衝撃を与えた、ホンダと日産の統合のお話。1ヶ月ほどで破談になってしまい、「え?え?どうなってるの?」と感じました。
「日産、ホンダとの統合協議を白紙に!「子会社化提案」に日産が強く反発し不信感が拡大、提携解消の恐れも」(ダイヤモンド・オンライン)
日産自動車は5日、取締役会を開き、ホンダとの経営統合に向けて協議する方針を撤回した。ホンダが日産に対して子会社化を提案したことに、社内で反発が強まったためだが、ホンダとの経営統合という選択を自ら放棄した日産に再建の道は残されているのか。
このことが報道された直後は、日産の意思決定のスピード感が、ホンダのそれとは違ったことが大きく報道されていました。
僕が20代の頃は、日本の自動車大手二大巨頭的な存在は、紛れもなくトヨタと日産。圧倒的だったように思います。
その二大は、今では大きく離されてしまい、東洋経済オンラインによると、2022年の時点で国内販売台数は、
1位 トヨタ 129万台(レクサスブランド含む)
2位 スズキ 60万台
3位:ダイハツ 58万台
4位:ホンダ 57万台
5位:日産 45万台
だそうです。トヨタどころか、5位になっているわけですね。
そんな中、今朝の日本経済新聞のトップは、こんな記事でした。
「日産、経営陣の大半刷新 業績悪化受け内田社長が退任へ エスピノーサ氏後任」
どう変わると意思決定のスピードが変わるのかは分かりませんが、まずは社長が交代するとのこと。経営陣は、何人が適正なのか分かりませんが、このあたりも変わっていくのかもしれません。
そんな中、中古車屋さんのバディカの中野社長が、こんな動画を出されていました。
サムネイルは「日産、終わった」とありますが、中身はそういう話ではありません。要約すると、「ホンダと日産だけで話すと進まないが、ファンドが間に入って、整理を手伝ってくれると前に進むと思う」というお話です。
日本の政治家を例にすると分かりやすいですが、自分の保身を考える人が多い。そんな中で、リストラとか、嫌われることは誰もやりたくないわけです。ましてや、自分の身が危なくなる話なんて、なんとしても避けたい。
簡単な話、部下の評価は冷静にできても、自分の評価は冷静にできないようなものです。政治家が、何十年も前から「議員定数削減」という言葉が出ているけど、誰もその旗をふる人はいない、というやつですね。
僕自身は、日産と言えば、大好きだった車は、サニーとスカイライン。サニーは新車でも買いました。スカイラインは、今ではラグジュアリーカーになっちゃったのかな?と感じるのが、個人的には乗りたいと思わない理由ですかね。
個人的には、いつかワンボックスカーに乗ろうかと思っていますが、乗るならハイエースよりもキャラバン。今で言う、NV350ですね。イチ日産ファン、そしてシビックを6台乗り継いだホンダファンとしては、上手に着地してくれると嬉しいです。