会社は変わります。あなたは変われますか?
会社は、長く続けば続くほど、変化を求められるものです。その昔、北陸にある老舗旅館のオーナーが言っていたことを思い出します。
「我々は、ずっと変化し続けて、今がある。変わっていないと思われるのは、変わってきたからだ」
当時は、わかるような、分からないようなことだと思っていましたが、今は分かります。
こんな記事がありました。
「「働き方の変化についていけない人」が気づかない、たった1つのこと」(ダイヤモンド・オンライン)
あらゆるメディアで言われていることだが、私たちの働き方は常に変化している。2020年に始まった新型コロナウイルスの感染拡大によって、一気に変化が起きた読者も少なくないのではないだろうか。
日本中の多くの企業が一斉にリモートワークを検討し始めたり、実践し始めたりするといった大きな変化はごくまれにしか起きないが、実は少しずつ私たちの働き方が変化している事実は見逃されがちかもしれない。
そもそも、リモートワークを変化と感じない向きもいらっしゃるようですが、それも立派な変化です。そして、元通りに出勤していたとしても、自分は変化しなくても、周りは変わっています。
コロナ禍以降、JR東日本をはじめ、各鉄道が減便したのはご存知だと思います。
先日、弊社が所属するISCO(沖縄ITイノベーション戦略センター)が主催する、リゾテックの事例紹介で、こんな記事を読んで驚きました。
「デジタル化・オンライン化で大きく変わる不動産業 その新しい形とは【沖縄不動産おきマーク合同会社】」
高橋さん
「当時は賃貸物件仲介のみで、店舗を構える必要もありませんでした。対面ではなくオンラインでの説明や契約が可能になっていたことに加え、不動産取引や管理に関わる業務はもちろん、経理や事務もシステムに任せられるからこそ、ひとりでも可能だったと思います」
え〜?不動産会社なのに、店舗がないの?え?ひとりなの?
この記事を読むと、不動産会社に関わる法律の改正により、働き方、というより、「働け方」とでも言うのでしょうか。大きく変わっているんですね。
この方の会社は、新たに設立したから、今までになかった働き方、会社のあり方ですが、これは老舗企業だったとしても同じこと。店舗があるのが当たり前。お客さんが来なくても、店頭に社員がいるのが当たり前。その当たり前は、当たり前では無くなっている、ということですね。
僕たちを取り巻く環境も、少しずつ変わっています。当たり前が当たり前じゃない。リモートワークが当たり前、というのだって、1年、2年経つと、当たり前ではなくなるかもしれない。
あるいは、自分の会社が、新たな事業を始めるとすると、自分の働き方も変わり得るわけですね。
会社の変化に伴い、自分自身も柔軟に変わる必要がある。そんなことを、沖縄の事例で痛感している今日この頃です。