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会社員のみなさんは、隠れ増税を認識しているだろうか

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隠れ増税?子育て支援金"500円弱"徴収 「事実上の増税」と批判も→岸田総理「増税ではありません」

Yahoo!ニュース(TBS NEWS DIG)に、こんな記事がありました。

岸田総理は少子化対策の主要な財源の一つとして創設する「支援金制度」の国民負担について、医療保険加入者の負担額は月500円弱になるとの見通しを示しました。これに対して、野党は「事実上の増税だ」と指摘、ネットでも批判の声が相次いでいます。

総理の言い分は「保険料は税金じゃない」ということなんでしょうが、僕自身、経営者として、保険も年金も、すべて税金と同じだと感じています。そんな中で、月500円なんて安いだろう、と言われても納得しかねます。

この500円は、元財務省の高橋洋一先生によると、実質は1,000円を超える、という話もあります。

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では、仮に月給350,000円の人の控除額について算出してみました。(東京都中央区在住の場合)

給与 350,000円

控除額
健康保険料 17,712円(会社も同額)
厚生年金  32,940円(会社も同額)
雇用保険料  1,050円(会社も同額)
所得税   12,340円(会社も同額)
住民税    7,240円(会社も同額)

手取り額  278,718円
会社負担額  71,282円

ということになります。これで、40歳を超えたら介護保険料が控除されますし、独身者と家族がいる人でも変わってくるわけですが、いったいいくらを支払わされる(日本語では納付ですが、我々民間人の感覚は支払い、だと思います)のか、と思ってしまいますよね。

個人負担では約20%ですが、会社が支払っている負担分を含めると40%を超える額が「税金」として支払っていることになるわけです。

僕自身、会社員時代には「35万」という額面だけ見ていましたが、実際にはこれだけのお金が動いている、ということを知っておかないと、と思いますよね。

企業によっては、家族手当とか住宅手当なんて名称もありますが、それらも全て課税対象です。手当で課税対象ではないのは、たしか出張手当だけだと思いますが、それも毎月同額になる場合は、これも課税対象になってしまうわけですね。

自分の給与から、どれだけが国に納めるられているのか。そして、どう使われているのか。知っておくべきだと痛感する今日この頃です。

国民のための経済と財政の基礎知識

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