田舎に住むリスク、そして東京に住むリスク
この度の、元旦に発生した北陸、能登の地震の被害者のみなさまには、謹んでお見舞い申し上げます。僕自身は、来週に「能登・北陸のお酒を飲んで応援する会」を開催予定です。
さて、その一方で、テレビで「田舎に住むリスク」について話されていました。正確には、南海トラフと言われる、東京などを含む太平洋沿岸の自然災害リスクとセットで議論されていました。
僕個人的には、日本の政府、官公庁、さらに経済すべてが東京に集中しているのは、とても大きなリスクだと思っています。
一方で、田舎(地方と書かずに、あえて田舎と書かせていただいています)と呼ばれる地域。例えば、僕は茨城に小さな小屋があるので、ちょくちょく行くのですが、スーパーまで車で20分、コンビニも25分くらいかかります。徒歩で行けるような距離ではありませんし、公共交通機関は存在しません。また、両隣は人が住んでいませんし、向かいもいない。周りはほとんど雑草地です。これは、十分に田舎と言えると思っています。
このような田舎に住む、ということは、それを楽しめる方もいるでしょうが、ビジネスパーソンとしては大きなリスクでもある、と感じています。避難場所さえも車がないと行けませんし、普段の買い物も徒歩では行けない。たまに行って寛ぐぶんにはいいですが、仮にそこに移住するとなると、考えないといけないことがたくさんある。
コンパクトシティという言葉を聞いて久しいですが、実現に向かって動いているとは到底思えませんし、国会でそんな議論をされていると聞いたこともありません。まだまだリスクが大きいことが分かっている中で、どのようにするのか、を僕たちは考えないといけないな、と再認識している今日この頃です。