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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

ビッグモーター社の記者会見から学べること

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自動車の買い取り大手で有名なビッグモーター。僕は以前、この会社に車を売りましたが、査定のときに感じが良かったので、そのままお取り引き。しかし、車を持っていったあとは、最寄り駅までも送ってくれず(柏駅からバスで30分の場所)、人が変わったような対応だったことを覚えています。

そんな会社のニュースだらけになっていますね。僕も記者会見の冒頭を見てみました。

・紙を読む
・現場を批判する
・経営者としての否は認めるが、事実は知らなかった
・経営は降りるが、圧倒的株主であることに変わりない

スタートが、紙に目をやったままでしたね。思わず「大臣かよ」って突っ込みたくなる状況でした。

そして、仮に現場だけで起こった問題なのであれば、社内でやってくれ、という話をされていました。「あり得ない!」って、社外の人に言うってあり得ない、的な。

この会社、経営陣を批判することは簡単なのですが、僕たち経営者にとって、やっていいこと、やってはいけないこと、やるべきこと、やるべきではないことなど、多くの学びがある一件であり、記者会見であったと感じています。

これは、芸能人の不倫報道でもそうですが、最初に否定すると、マスコミは徹底的に裏取りに走ります。昨日の記者会見の後も、次々と元社員、元工場長といった人たちにインタビューをおこない、さらには現役社員からも証言を取り付けていました。

そうなってくると、その対応に追われることになるでしょうし、自分たちの工数を奪われることになると思うのです。

これは不祥事だけでなく、我々で言うと、トラブルやミス、問題が起きたときに、初動をどうするか、で変わってくるということですね。記者に追われるようなことはありませんが、初動を間違えると、何かしらの工数が増えることは間違いない。

そんなことを考え、改めて自社の体制を引き締めないと、と感じた今日この頃です。

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