自転車のヘルメット「努力義務」ってなに?電動キックボードは緩くなる?
2023年4月1日より、自転車のヘルメットが義務化されています。が、しかし、「努力義務」だそうです。
「自転車のヘルメット着用「努力義務化」4月1日スタート 未着用時の罰則&罰金、可能性は? 弁護士に聞いた」(大人ンサー)
未着用の場合、逮捕といった罰則や罰金が課されるのかについては「基本は努力義務ですので、逮捕や罰金はありません」と回答してくれました。
ん?努力義務って、義務という言葉はあるものの、罰則がないということは義務じゃない?分かりづらいですね。つまり、ヘルメット無しで自転車に乗っても捕まらないけど、注意を受ける程度、ということであるようです。
「事故の衝撃語る、激しく損傷したヘルメット...自転車ヘルメット着用"努力義務"で変わったこと」(TBS NEWS DIG)
警察庁によると自転車事故で亡くなった人の約6割は、頭部に致命傷を負っていたといいます。一方で、この5年間に県内で起きた自転車がからんだ事故では、着用率はおよそ1割。死亡したのは30人ですが、全員、ヘルメットを被っていなかったといいます。
そうですよね。都内を自転車で走ると、自転車道らしきものはありますが、もともと車道だったところを、少しだけ自転車の線を引いただけですので、そこに路上駐車されていることは良くありますし、その自転車用の線も、交差点付近では無くなってしまうことが多いです。なので、ヘルメットを着用するほうが圧倒的に安全ですよね。
オートバイで振り返ると、1965年に努力義務化され、その後1975年には政令指定道路区間で罰則ありの義務化、1978年には全ての道路で義務化されています。そして、1986年には原付きも義務化されて、全てのオートバイで罰則ありの義務化されました。
そう考えると、近いうちに自転車も罰則ありの義務化されるのかもしれません。
「なぜ警察庁は「免許不要」にしてまで電動キックボードを普及させたい? 危険な実験データ公開! 緩和理由を警察庁に聞いてみた!」(くるまのニュース)
ここにあるように、電動キックボードは20km/h以下であれば、免許不要、ヘルメットも自転車同様に努力義務となっています。が、なぜかナンバープレートが付いている。こちらもよく分からないです。
感覚的には、自転車が少しだけ厳しくなり、電動キックボードはゆるくなった印象。
ただ、僕的には、まず自転車の法律違反を減らしてほしいですね。逆走、スマホ見ながら、傘をさしながら、信号無視、あらゆる違法行為を取り締まってくれると、車を運転しているときだけでなく、歩行者としても安心できろと思う今日この頃です。