本音はスタートアップに就職したくない人たち
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先日、ある学生から就職の相談を受けました。とても優秀な学生なのですが、
いわゆる大企業には行きたくない。いくつか会社説明会に行ったけれど、会社自慢ばかりで(それはそれで大事なことだと思いますが)、説明している人の色がないし、社内の雰囲気がわからなかった。
一方で、スタートアップの説明には、直接社長が出てきてくれて、とても熱弁してくれるのですが、その熱が自分には理解しづらい。
ざっとこういうことなのだそうですが、まあ、学生なので「なにを甘ったれてんだよ」と一蹴することもできなくはないです。
ただ僕は、彼がスタートアップへの就職に躊躇する気持ちは、分からないではなかった、と感じました。それは、「そんな熱は、自分の中に持っていくもので、学生にはもっと理論を伝えるべき」なのだろうな、ということです。
僕も起業時はそういうところがあったのかもしれないなあ、という反省がありました。自分自身は、熱を持って起業するわけですから、熱くなる気持ちもわかります。しかし、就活をしている学生にとって、もっと分かりやすく、理論的に説明してもらわないことには、理解しづらいわけですよね。
スタートアップとは言っても、採用するのであれば、採用するなりの準備をする必要があるということでしょうね。
起業しやすくなった現代だからこそ、自分の頭の中を整理して、採用する人にとって、何がいいのか、を説明できることが大切なんだな、と感じた今日この頃です。
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