失言の背景から、日本のマーケティングのあり方を考えてみた
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飲食事業会社の元取締役の失言が、解任になった後も報道番組やニュース番組で取り上げられており、またネットでも議論になっていますね。
僕個人的には、選択するワードの下品さは論じるまでもないと思っています。そこは解任になったということなのですが、気になったのは以下の趣旨です。
・地方から東京に出てくる若者は、なにもない「ど田舎」から出てくる前提
・若い女性は、おじさんに高級店で奢ってもらうという前提
・高級店の味を覚えた人は、牛丼チェーン店には行かなくなるという前提
僕が思うに、そんな「ど田舎」ってどこ?と。もちろん、周りになにもない地域はあります。ですが、東京以外でも、牛丼チェーン店は存在しますし(現在国内だけで1,189店舗だそうです)、東京に出てきて初めて牛丼を食べる、という人がどれくらいいるのか、と。
さらに、若い女性がおじさんに奢ってもらう、という前提が昭和過ぎないか、と。むしろ、女性は自分のお金で、好きなお店に行くと思うのです。ぜひ、「ワカコ酒」を参考にしていただきたい。(笑)
そして、高級店に行き続ける、なんて人は極稀であって、高級寿司を食べた翌日に、牛丼を食べる、なんてことも普通にあると思うのです。
マーケティングの講義だったそうですが、マーケティングの前提が、僕が思うものと大幅に違うと感じたのですが、みなさんはいかがでしょうか。
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