オルタナティブ・ブログ > 「走れ!プロジェクトマネージャー!」 >

スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

通勤交通費は、いったい何を生み出すのか

»

先日のテレビで、越後湯沢から新幹線通勤をする人が取り上げられていました。遠いですよね。仮に品川まで通勤するのだとすると、電車だけで片道約1時間40分、door to doorだとおそらく2時間。往復で4時間。週に20時間、月間80時間以上。ものすごい時間の使い方です。

僕の感覚では、新幹線通勤って意味がわからない、というのが本音です。もちろん、都内の山手線や地下鉄に比べると、ほぼ座れるでしょうし、その間に本を読むとかもあるかもしれません。ただ、一番理解しておかないといけないことは、通勤交通費って、そもそも給与だということです。もちろん、会社の規定で支払われるわけですし、月間最高15万円まで非課税であるわけですが、だからどの会社も最高額まで支払うことを承認しているとは限りません。10万円まで、あるいは5万円までという会社も普通に存在します。

また、給与なので、同じ仕事をして近隣に住んでいる同僚と、どうやって差別化するのか、です。今どきで言うところの、同一労働、同一賃金、ということに、どう合わせるのか。

企業経営の視点から見ると、近所に住んで、安い交通費の社員が、遠くに住んでいる社員よりも支給額が少ない、ということになってしまいますよね。

通勤しない人が増えた時代、今一度通勤交通費のあり方を考えてみたいと思う今日この頃です。

Comment(0)