【スタートアップ】自由にやりたいなら、出資は募るな!
»
IT業界において、スタートアップ=お金をどうする?という話になりがちですよね。でもって、「どこそこから出資を受けました!」ってFacebookで報告、みんなが「おめでとう!」という不思議な構造が問題だと思っています。
そもそも、やりたいことがあるから起業する、というところはそうなのですが、起業する、だからお金を集める、は別の話だと思っています。
コロナ禍において、飲食店のオーナーが店舗だけでは売上が立たないので、Uber Eatsの配達員をしている、という話を聞きました。たしかに、大変でしょうけど、それで赤字にならないならやるべきだと思います。
同様に、IT業界でこういう事業目的で会社を作った、まではいいのですが、最初はそれだけで黒字化するのが難しいのであれば、他のあらゆる手を使って「売上」を立てるべきだと思うのです。それこそ、Uber Eatsだっていい。
それをやらずに、VCを探しまくってお金を集めることに終始してしまうと、気がつくと自分の主導権がなくなり、発言権さえ小さくなってしまった、なんてことが起こり得るわけですね。
小さい資本だとしても、自分、あるいは創業者だけであれば、他人に何を言われる筋合いもない。
もちろん、事業を拡大して、上場を目指したい、という明確な目標があればそういうやり方もあるわけですが、中小企業としてゆったりやりたいのであれば、他人のお金を入れないほうがいい。イシン創業13年目にして、改めて感じる今日この頃です。
SpecialPR