「過去の実績」は、いつまで有効?
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以前、50代の会社員の方が「自分は、この会社にずいぶん貢献してきた」という話をされていました。それは、今の処遇に対する不満だったようです。「自分は、これだけ貢献してきたんだから、もっといい処遇にしてくれ」ということだそうで。
では、過去の実績というものは、いつまで有効なのでしょうか。僕は、内容によるとは思うものの、通常はその実績は賞与や年俸の改定で評価されれば、そこで一旦クリアになるのではないか、と考えています。
売上や利益で考えると分かりやすいですが、2020年度の利益に貢献した人は、2020年度、遅くとも2021年度に評価されているはず。そうだと考えると、2022年、2023年になっても、その実績を振りかざして評価しろ、というのはお門違いな気がするわけです。
ましてや、この会社員のように、50代になった今、20代、30代の頃を思い出話程度ならともかく、いつまでも評価を求めるのは違うのかな、と。ふとそんなことを感じた今日この頃です。
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