「自粛」は、必ずしも美しいことではない
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今年は、地震ではない災害があちこちで起きていますね。昨日の関西空港、瀬戸大橋でのトラック横転とかも、前代未聞の台風の影響を大きく受けており、大阪の長時間停電を含めて、ご苦労されているみなさまには、一刻も早い復旧をお祈りさせていただく次第です。
一方で、2011年の東日本大震災の際にも、多く「自粛」という言葉が使われました。電力不足に対応して、都内でも街灯の明かりが暗く抑えられ、なんとなく暗い雰囲気の町並みの影響もあったのか、やたらと自粛、自粛と言う人たちが増え、街で飲み食いすることさえ、よくないような雰囲気になってしまい、それは地震の影響を受けていない地域の飲食店、小売店にも大きな影響を与えました。すべては「自粛」から始まったこと。
災害というのは、当たり前ですが地域性のあることです。どの地域には災害があったけれど、別の地域ではその影響はまったくない。ともすると「雨が振りそうなので、慌てて出かけたらお財布忘れちゃった。あはは」なんて話だってあり得る。でも、それを「不謹慎だ」とか「冗談は自粛しろ」みたいな風潮が、SNSに蔓延してくることを懸念しています。
自粛すべきことも、中にはあると思います。災害で困っている人たちを揶揄するような言動は自粛、というか、そもそも人としておかしいですし、やらないほうがいいことがあるのも事実。しかし、個人的に、会話はできるだけポジティブなほうがいいように思いますし、使いたいお金は使えばいいのだと思います。
ここのところ、銀座界隈の物産館で買い物をすることが増えた今日この頃です。みなさんも機会があれば、ぜひどうぞ。物産館の一例です。
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