成毛眞さんの「日本人の9割に英語はいらない」は、正しい。そして、やるなら本気でないと意味がない
今から5年前に、元マイクロソフト日本法人社長の成毛眞さんが書かれた「日本人の9割に英語はいらない」という書籍をご存知でしょうか。
僕はこの本のタイトルを見て、非常に納得しました。このことを、もっと早く誰か言い出さなかったのだろうか、と。グローバル時代とはいえ、国内でしか仕事をしない人で、かつ外国人と接点がないのに、英語を学んでも使う場所がない。だったら、英語を学ぶことに費やす時間とお金を、もっと有意義なことに使えばいい、ということですね。
英語の文法は根底から日本語とは違いますし、日本語に訳せない英語もありますし、その逆に英語に訳せない日本語もたくさんあります。ニュアンスを伝えるのも難しいですし、空気を読むなんて無理。きちんと言語化しなくてはならない。で、英会話学校に通って、あるいはSkype英会話などで一生懸命覚えた英語を、実際に使う場がないから身につかない。何年もやっているけど、実際に話す場は英会話学校で先生と話すときだけ。ただの趣味だと言うのならいいですが、仕事に活かしたいと思って学んでいるのであれば、実際にそういう場を作る仕事に就かないと無理ですよね。
しかし、世の中にはどうしても英語が必要になってきた人たちがいらっしゃいますよね。いきなり外資系企業に買収された、なんてのもあるかもしれません。だとすると、安い英会話学校を探すとか、リーズナブルにSkype英会話で済ませるのが正しいのか、ですね。
こんな記事を見つけました。
自分の可能性を体感した1年間...英語の伸びは?総学習時間は?本音でレポート(Global Edu)
トライズでの学習をスタートしてからは、リビングで雑音を垂れ流していたテレビを処分し、夜の付き合いを減らし、土日の数時間は寝室にこもってイヤホンをつけてシャドーイング。生活全般を見直しムダを除いて、隙間時間の30分をかき集めた。
最近は、ダイエットで有名なライザップも英会話を始めていますが、本気でやるなら費用面でも時間面でも、徹底的にやらないといけないのは当然なのでしょうね。これは、ダイエットでも同じ。ちょっと痩せたら気を抜くと、またすぐに太りだす。英会話も、生まれつき身につけていないものを後から身につけようというのですから、1年間でビジネス英会話は身につける!という意気込みで、時間とお金をギュッと圧縮して、短期間で有効に投資して、ということが必要になるのだろうと思います。
日本人の9割に英語はいらない。でも、必要な人は必死で取り組むべきなんだろうと感じる今日この頃です。