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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

10年前の今日、僕は独立を考えた

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2008年7月11日。表参道にあるソフトバンクショップは、前日から大行列で、iPhone 3Gが発売開始する時間には、1,600人とも1,800人とも言われる人が並んでいました。前夜には、様子を見に来た孫正義社長と握手をする人たちも見られ、異様な盛り上がりだったことを覚えています。

僕は当時、ソフトバンク(現在のソフトバンクグループ)社員だったので、並ぶようなことはしませんでしたが、並んでいる社員もいたようです。(笑)僕自身は、結果的に7月末の社員向け販売で購入しました。まあ、実際にはiPhone 2Gも見ていましたし、iPhone 3Gより先に発売されたiPod touchを持っていたので、おおよその機能は理解していました。

iPhoneが発売されるまでの「スマートフォン」と言えば、ノキアの端末とか、W-ZERO3シリーズとかを使っていましたが、今から考えれば「これが、スマートフォンだったのか」と思ってしまうほどですね。

僕はiPhoneを入手する前から、「これは働き方が変わる」と感じ、今の会社を起業しました。そういう意味では、当時は存在しなかった仕事をしていると思います。iPadももちろん存在しませんでしたしね。

いま、スマートフォンは当たり前であり、中高生だって持っているくらい。現在の僕はiPhoneがなければ仕事になりません。出先で見積もり依頼があれば、駅のベンチに座ってiPhoneで見積書を作成し、メールに添付して送付。通常の見積書であれば、5分も要らないくらい。これが、11年前だったとしたら、どこかでパソコンを開かなくてはなりません。パソコンを持ち歩いていない場合は、オフィスに戻らなくてはならない。圧倒的に、時間の使い方が変わったと感じています。

法律的に労働時間は週40時間ということになっていますが、時代は着実に変わっており、業種業態、職種によって、一日は大きく変わってきましたよね。

今年で丸10年。イシンは、まだ先に進まなくてはなりません。

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