起業直後にやるべきは、資金調達よりも目先の売上確保だ
とてもいいブログを読みました。
受託の会社が資金調達せずに自社サービスを立ち上げて、有料導入1000社に行くまでの経営・受託とのバランス(BPStudy発表時の補足)(ヴェルク-IT起業の記録)
タイトルを読んだだけでも、膝を叩いてしまいそうな納得度です。
ヴェルクさんの場合、この自社サービスを主軸に据えていこうとする上では、受託開発は「本業外」になってしまいます。しかし、自社サービスを伸ばしていくまでは、この受託開発は欠かせない存在。僕の知り合いにも、こうやってサービスを伸ばしてきた人たちが何人かいます。
世の中には、最初から資金調達に終止してしまい、営業や広報の時間を失ってしまう人たちがいるようですが、それは違うんじゃないかと。資金調達に奔走する時間を、ある意味で「アルバイト」をする時間に割いて、目先の売上、利益を確保することで自社サービスに没頭することも考えられると思っています。
もちろん、創業者(経営者)にブラック企業などという言葉があるはずもなく。自分で立ち上げたんだから、自分で責任を持って売上を作っていくしかない。で、無駄なことには一切お金を使わず、必要なところに突っ込んでいく。
僕自身、起業当初はお酒を飲む時間もなく、またそんな無駄遣いもできず、ケチな話ですが、一駅くらいは当たり前のように歩いていました。都内は自転車も多用しました。で、お声がけいただいた仕事は、本業と関係なくても引き受ける。そうやって、自分がやりたい仕事に徐々にシフトしていく。そんな努力が、起業当初に必要なことだと感じます。
それができないのなら、昨日の清水さんのブログのように、起業などすべきではない。そんなことを感じた今日この頃です。