御社にマーケティングって必要でしたっけ?
昨日、友人が主催する勉強会でパネラーとして少しお話をしてきました。お題は「採用したいマーケティング担当者、営業担当者」です。
最近、IT業界、特にクラウドサービスを提供する企業に急増しているのが「エバンジェリスト」と「マーケティング」ですよね。エバンジェリストのことを「エヴァ」とか書かれると「エヴァンゲリオンかよ」って突っ込みたくなりますが、この職種が中小のベンダーに必要なのかどうか、理解できていません。
そして、マーケティング。昨日話されていた中に「キラキラ女子系マーケティング担当者」というお話がありました。よく分かりませんが、美人で人前に出るのが好き、とかそんな人のことでしょうか。
容姿がいいことは、男女ともに羨ましいことではありますし、いいことだと思います。それはそれでいいとして、B2Bのマーケティングとしては「法人はこういうこと」という、会社組織などが大雑把でもいいので理解できていて、そこに自社のサービス、製品を提供するバリューを理解し、言語化できる能力が必要なわけですよね。
「ソリューション」と言いながら、自社製品を売りこむことでないわけです。ソリューションと言うなら、きちんとお客様の問題解決の提案をできないといけない。これは、営業もマーケティングも同じだと思っています。
また、マーケティングを部門にすると、よろしくなっている事例もよく見かけます。営業と横並びの部門なので、営業活動に口を出したり、批判を始める。今までやっていた営業からすれば「うるせーな」なんて小競り合いになってしまう。
そもそも自社にマーケティングという活動が必要なのか。そこから考えるべきIT企業が多いような気がした今日この頃です。