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熊本市議会議員のパワハラ問題に見る社内のパワハラのあり方

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熊本市議会議員のパワハラ問題が大きくなってきているようですね。まして、3回も辞職勧告を受けるというのは、なかなか例のないことだと思います。
熊本市は、縁もゆかりもないので、突っ込んだ話はわからないところですが、我々民間企業の人間にとって、そもそもパワハラとは何なのか、を考えているところです。
パワハラとはPowerを駆使したharassmentのことですから、つまりは管理職や経営者が、その立場を使ってマウンティングしようとする行為は、全般的にパワハラと言われてしまう可能性があるわけですね。
「おいおい、だったら部下に指示もできないし、ミスをしても叱れないじゃないか」
実際、部下を叱れない管理職が増えているそうです。パワハラに対する研修なんかもあるそうですが、そんな研修を受けたところで問題が解決するわけじゃない。研修自体が無駄遣い。

僕自身、パワハラかどうかの定義は、その部下を育てたい、という思いがあるかどうか、が分かれ目だと思っています。育ってほしい、今日のミスは明日の糧になるといい、そういう思いを持てるかどうかが鍵なのではないかな、と。
部下を、感情任せに怒鳴るだけでは、それは自分自身の発散をしているだけなので、「叱る」ではなく「怒る」ですよね。それでは、パワハラ以前に意味のない行為。
とはいえ、腹の立つこともあると思います。世の中には、悪気のある人もいますし、いわゆる悪い意味での「サラリーマン根性」の人もいます。
ただ、自分の部下である以上は、育てる気持ちがないといけない。もし、どうしてもその気持ちを持てない、どうにもならない社員なら、辞めてもらうしかない。そこまで出来ない、やらないのなら、必死で育てるしかない。

このニュースを見ながら、ぼんやりそんなことを考えた今日この頃です。

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