会社のせいって、結局自分のせい?
「うちの会社は、いくら言ってもやらせてくれない」
よく聞く愚痴です。個人的には、仕事の愚痴っていくら言っても生産性とは、かけ離れた行為だと思っています。むしろ、生産性が悪くなっていく可能性のほうが高い。まあ、たまに愚痴を言うのは仕方ないでしょうが、いつも愚痴を言っている人とは関わりたくないものです。
4月に名古屋で開催された「kintone hive」の記事です。
===引用===
今回登壇した大西氏は2015年12月、ゲオホールディングスにアルバイトとして入社。特にプログラムのスキルがあったわけではなかったが、ここでkintoneに出会い、初めてアプリの作成を手がけることになる。しかし、その後スキルを身につけた大西氏は、kintoneの資格であるkintone universityのスペシャリスト・デベロッパー編まで修了。2016年12月に正社員としてゲオホールディングスに改めて入社し、現在は分析部 マスタ課で社内のkintone運用全般とアプリ作成を担当している。まさにkintoneとともに成長してきた2年間と言えるだろう。
===引用ここまで===
あえて、会社での待遇のところを太字にしました。アルバイトだった方が、その後スキルを身につけて、正社員として入社、という流れです。この記事を読む方には、賛否両論あるのではないかと思います。
「バイトでスキルを身に付けたら、都合よく正社員採用かよ」
なんとなく、こんな声(というかネットの書き込み)が聞こえてきそうな気がしました。
僕自身、今まで仕事の中でいろいろと身に付けてきました。ただ、バイトとしてではなく、正社員ではありますが、間違いなく仕事をしている中で、必要性を感じたことは、上司から指示をされなくても勉強しましたし、必要な資格試験が時間外なら、休日でも出社扱いにすることなく行ってきました。
「うちの会社は」という愚痴は、そもそも誰のことを指しているのかは分かりませんが、上司なり、社長なり、おそらく自分よりポジションが上の人のことなのでしょう。その人のせいにして何かが良くなることは、ほぼありません。愚痴を言いたい人間で集まって、ぐちゃぐちゃ言っている人は、過去にも何人も見てきましたが、その人がその後、会社にとって重要なポジションになった事例を見たことがありません。
むしろ、誰にも言わず、黙々と勉強している人が、ある日そのスキルを活かして抜擢される、なんてことは見たことがあります。
ここで登壇された大西さんは、仕事をしているうえで不便に感じたことを、kintoneで作ってみる、からスタートさせています。その後、同じ値段で200個までアプリを作ることが出来るkintoneの契約形態を活かしてここまで来ている行動力がすごいですね。
「会社のせい」そんな言葉に未来はないことを、改めて認識できた記事でした。