副業を選択する社員にiPhoneを支給する理由
副業、あるいは複業については、サイボウズの青野社長が繰り返し語っておられますが、「いまどき副業禁止なんて古いんじゃないの」という問いかけだと認識しています。僕自身、経営者として若干複雑な気分がない、というとウソになると感じています。
中には、本業より優先されたり、中には本業で得た知識や技術をもって、本業の妨害(会社で受注すべき仕事を個人で請け負ってしまう等)ということをする人もいるかもしれない、という心配もあるでしょうし、本業より複業、あるいは友人の手伝いなどを優先する人もいるかもしれません。ただ、ここは信頼関係如何だと思っています。そもそも、信頼関係を持ち合えないのなら、すでに関係性は破綻しているのでしょうし。
副業は、収益を得ているものばかりとは限りませんよね。フリーマーケットに出店してみたけど、実際には場所代を支払ったら赤字だった、なんてものもあるでしょうし、その他にもボランタリーなものもあるでしょうし。
ただ、大事なことは「すべての業務がその場に行かないといけないのなら成立しない」ということだと思うんです。今はオンラインでできることってたくさんあるわけで、だったらiPhoneとかiPadを支給して、本業もオンラインでできることはオンラインでやってもらおう、ということだと思います。
イシンでは、全社員にiPhone、iPadを支給しています。それは、副業目的というわけではなく、オフィスにいなくても仕事ができるように、ということが主目的です。ただ、結果的に副業も大丈夫かも、ということになるんですね。副業をできる人って、優秀じゃないかな、と。だから、そういう人にはiPhoneを支給するなどして、快適に仕事ができる環境を作っていかないと、と感じた今日この頃です。