IoT普及の時代、デジタル・デトックスは必要ないんじゃないか
オルタナティブブロガーの成迫さんが、iPhoneを忘れて困ったそうです。
すごく分かりますね。先日、車で出勤した際に、iPhoneを車の中に置いたまま、オフィスに入ってきてしまい、「後でいいか」と思ったものの、インターネットにはパソコンで繋がっても、やはりiPhoneがないと不便だということで駐車場にiPhoneを取りに戻ったのはこちらのアカウントです。
デジタル・デトックスという言葉があります。iPhoneなどをインターネットに繋げず、端末すら立ち上げないことで、生活をラクにして、快適にやりたいことに向きあおう、ということですが、実際にはインターネットと完全切断するには無理がある人が増えていますよね。まあ、電車の乗り降りのタイミングまでゲームしているような人は論外として、一般的にもiPhoneで仕事のメールを書いている人は多いですし、IoTといった「すべてのものをインターネットに繋げることで得られる効果」を考えている時代に、デジタル・デトックスは合わなくなってきている気がします。
もちろん、場をわきまえるというのは当然のことです。大事な会話中に、ちらちらスマートフォンを眺めているのは大人としていただけないですし、懇親会の場で、ずっとSNSを眺めたり、書き込んだりしている人は懇親会には行かないほうがいいでしょうし。こういった常識(今は人によって常識が違いますけどねw)をわきまえていることを前提に考えると、デジタル・デトックスというよりも、むしろ上手にデジタルを活用することのほうが大事なのではないか、と思ったり。
僕自身、外で集中して仕事をする際には、MacBook Airをインターネットには接続しません。ともすると、iPhoneの電源を切ることもあります。まあ、30分とかの時間ですけど、集中ですから。
自分でオンオフを上手に切り替えることさえできれば、わざわざデジタル・デトックスなんて要らないように思います。まあ、出来ない人が、歩きスマホをやっちゃうんでしょうけど。(笑)