他人が敷いたレールを歩いてみる違和感と、見慣れない景色への感動
ジェットダイスケさんにお会いしたのは、zoomeのオフ会みたいな場だったかなあ、と遠い記憶なのですが、とても礼儀正しくて明るい方だったことを覚えています。
そのジェットダイスケさんが、backspace.fmに登場されて、写真家としてのお話しをされていました。元ネタはこちらですが、その中で、とある地方に行った際の話をされています。その地方には、スポンサー(おそらく)が手配されたスケジュールで移動していたところ、自分が立てる余裕のあるものではなく、一日であちこちに移動するハードスケジュール。自分で手配していたら、その時間にはホテルに入っていただろう時間帯に行った場所の景色が素晴らしかった、とのことでした。
「想定外」というと大抵は悪い意味で使われると思いますが、こういった想定外のいい景色に巡り会えるとか、想定外の楽しい体験をする、といったことは、僕たちが自分で計画すると意外とできないことなんだろうな、と思っています。例えば、僕が好きな居酒屋さんにご案内したら、ついつい僕が好きな「いつものメニュー」を注文してしまいます。でも、他の方の行きつけのお店だと、普段は見かけないメニューと出会えたりしますよね。
僕たちは、ともすると他人が敷いたレールを毛嫌いするところがあると思います。自分ではやらないくせに、他人のやったことにはケチを付ける、みたいな。でも、四の五の言わずに頑張ってみると、予想外の結果が出たりすることもあるのかな、と。しかし、それは決して鵜呑みにすることでもなければ、自分の頭で考えないことでもないわけです。指示されてやったとしても、問題があるなら途中で気付くべきであり、メンバーで共有すべきことですよね。「あの人がやれって言ったから」と愚痴るようでは、一生懸命やっていない証拠であり、他人からは「使い物にならないヤツ」というレッテルを貼られるだけ。そんなことを感じたポッドキャストでした。音声は2時間半ありますが、聴く価値ありです。ジェットダイスケさん、drikinさん、松尾さん、ありがとうございました。