消費税が上がったいま、値上がりした体感を考えてみる

4月から消費税が8％になりましたが、まだまだ計算が慣れない大木です。お店によって内税表記だったり、外税表記だったり、あるいは外税表記で小さく税込価格が表示されていたり。きちんと見ていないと、支払うべき価格を間違えてしまいそうです。
　
先週のガイアの夜明けをオンデマンドで視聴しました。「消費増税“狂想曲” ～潜入！価格決定の裏側～」というタイトルで、消費税が上がるタイミングで新料金をどのように決めていくか、ホームセンターやファミリーレストランなどの消費者ビジネスを中心に取材したものです。
　
その中で、デニーズの新価格について検討段階から取材されていたのですが、メニューの80％ほどを見直すとのこと。見直すというのは価格のことではなく、メニューそのものを見直すということです。まったく新しいメニューになるものもあれば、突き合わせやドレッシング、ソースといったものを細かく見直すものまで、全てに対して検討されていました。
　
また、ホームセンターやスーパーでは商品の原価のみならず、その商品を展示するための時間をどのように節約するか、といったことを、タイマーを使って計測。とてもとても細かい努力をされているのが印象的でした。
　
当社は消費者ビジネスではありませんが、我々のような業界でも3％増税分を単純転嫁するだけでは脳がない。サービスの質を高め、値上がり感を抑える努力が必要になると実感しました。実質値上がり以外に体感的な価格も考える。そのためには、どこに重みをかけ、どこを削減するのか、ということを、僕ももっと考えなくてはなりません。改めてそういう努力をしていこうと考えた今日この頃です。