【新しい働き方24】社会人の成長は本人次第、会社の制度だけでは無理
今日は朝から成田空港に来ています。飛び立つわけではありませんが、空港に来るだけでワクワクしてしまいます。^^
昨日は、ある金融機関の経営陣の方とお話する機会がありました。そこでの話題は、社内研修、です。その金融機関では、一般企業と同じく、新入社員研修、管理職研修などを行なっているそうですが、どうもその効果が薄い、ということなのですね。
先日、とある管理職研修を受けてきた社員に、研修の翌日に「どういう研修だった?」と質問したところ、実施内容の半分も説明できなかった、ということなんですね。ま、その方の問題もあるかも知れませんが、研修そのものの課題でもあると感じます。
僕がイシン株式会社を作ってすぐに、とある大企業の管理職研修を担当させていただいたことがあります。そのときに参加していた課長職の方が、こんなことを言ったことが印象的でした。
「僕、部下と話すのが嫌いなんです。部下に興味もないし」
おそらく、多くの方からツッコミが入りそうな話ですが、それが彼の本音だったのですね。まあ、こういう事例は特殊かも知れませんが、会社から決められた研修を受講したところで、本人が「よっしゃ、やるぞ!」という意志がない限り、身にはつかないですよね。特に、何かの試験で点数を取るとか、資格試験に受かるというものでありませんから、余計にそうなります。
前職では、30代でも40代でも成長する人はグングン成長しますし、吸収も速い。一方で、20代であろうと、一向に成長しない人がいました。「やる気」という言葉で片付けるには難しいですが、結局のところ、「やろう」「やりたい」あるいは「変わりたい」と思わない限り、自分は変われないのですよね。そして、口だけで適当なことを言ったところで、変わろうとする意志のない人には周りも期待しません。それ以上になることはなく、歳とともに「それ以下」になっていくだけ、になります。
その経営陣の方いわく「10年後にうちの経営陣には、外国人、特にアジア人がたくさんいるかも知れない、と本気で思っています」と仰有っていました。それだけ、期待できない日本人が増えている、ということだそうです。とても心の痛いお話ですが、僕たちはボランティアをやっているわけではないので、当然そのようなお話になるのでしょうね。
結局は、やるのも、伸びるのも、本人次第ですね。僕もまだ成長するつもりです。