【新しい働き方16】森喜朗氏の発言と浅田真央選手のインタビューから学べるもの
東京五輪組織委員会会長の森喜朗氏が、浅田真央選手のショートプログラムの結果について言及したことが問題になっていますね。報道と実態が違うとか勘違いされている方もいらっしゃるようですが、全文はこちらです。どうやらパラリンピックはお好きでないようですが。
一方で、浅田真央選手がフリープログラムを終えた際のインタビューの全文がこちらに掲載されています。僕もテレビで拝見しましたが、彼女らしい素直な返答で気持ちよく見ていました。
森喜朗氏がダメだとか、浅田真央選手がどうした、ということはさておき、僕たちビジネスパーソンがここから学べることがあるなあ、と思ったので。
僕たちは普段、仕事をしている中で感情の浮き沈みはあります。「楽しいなあ」と思えることばかりではなく、「うっ、」と思うようなこともありますよね。そんなとき、つい余計な言葉が口を突いて出てくることがあります。ついつい余計な言い訳をしてしまい、それで余計に場が悪くなってしまったり。
上司「この作業終わった?」
部下「あ、まだです、忙しかったもので」
上司「これをやらないで何やってたの?」
自分が指示された仕事を放り投げて他のことをやっていた、と言っているのですよね。そりゃ、余計に立場が悪くなるだけですね。でも、大なり小なりこういうことを言ってしまう人っています。いや、僕も過去に言っていると思います。
浅田真央選手を見ていて、いつも感じるのは彼女の「素直さ」。「素直だなあ」と感じます。それは何でもかんでも感情を出してしまうような人ではなく、相手の話をきちんと聞いて、それに真正面から受け答えをする、という意味での素直さです。
僕たちの周りで「素直だなあ」と感じる人は誰でしょう。あるいは、すぐに言い訳をするのは誰でしょう。あるいは、「そのひと言が余計だよ」というような人は誰でしょう。そして自分自身は?
ここは日本。言い訳をしないほうが認められる、という場合も往々にしてありますよね。浅田真央選手のインタビューは、録画して何度も見てしまいました。