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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

これから採用する社員と、現在の社員、どちらがより大切ですか?

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ここ最近、社員を採用したいと考えている中で、少し考える機会があった内容です。

当社もそうなのですが、事業拡大のために採用活動をしていると、今後採用していくであろう人たちに目が行きます。これは前職の頃から考えていたことなのですが、ついつい現在の社員を疎かにしてしまいがちです。採用後も、当然新しい社員に手を取られるのですが、だからといって現在の社員を疎かにしてしまっていいのだろうか、と考え込んだ経験があります。

20代の頃に働いていた会社で、社長が「将来のために独身寮を作る」と言っていたことがありました。普通に考えると、利益の中から独身寮を作るわけですから、暫くの間は昇給や賞与を抑えなくてはなりません。当時管理職であった僕は、どうにも納得できなかったことを覚えています。「将来入社してくるであろう人たちと、現在の社員のどっちが大切なんですか」と直訴しましたが、理解してもらえませんでした。

20120611_63639 「みんな大切な社員です」それはそうだと思います。しかし、プライオリティというものもあると思います。現在、いろいろな成果を出してくれている社員と、これから入社してくるであろう、まだ顔の見えない人たち。将来は素晴らしい成果を出してくれるかも知れませんが、まだ会ってもいないわけですから、僕にとっては今いる社員が一番大切です。今ここにいる社員を大切にしないで、将来入ってきた社員だけに向き合っていると、将来もまた同じことを繰り返しそうな気がするのです。これは、社員に媚びるとかそういう次元の話ではなく、ココロとアタマが話しあった結論なのだと思うのです。

世の中には「早く辞めてほしい」と思う社員がいるかも知れません。それは僕の知る由もないところですが、多くの企業では現在存在する社員が一番大切である気がします。皆さんの会社ではいかがでしょうか。

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