アップルストア銀座店でお話しして感じた「ソリューション」の意味

　昨日は、アップルストア銀座店でお話をさせていただきました。当初は半分埋まればいいかな、くらいに思っていたのですが、多数の方にご来場いただき、大変ありがとうございました。
　アップルストア銀座店のシアターは、小さいながらにもホールのようになっているので、前に出ると結構緊張します。（笑）限られた時間の中で、無理やり22社の事例をお話させていただいたので、かなり時間を押してしまったことを反省しています。

　アップルストアでお話をさせていただいて感じたのは、いろいろな場面で頷いてくださった方が多かったこと。みなさん、いろいろとお困りになられていることは、終わった後に名刺交換に来てくださったことでよくわかりました。名刺交換してくださった皆さまには、できる限りお役に立てるようにと準備を進めています。

　日本のIT業界には、ごく普通に使われている言葉の一つに「ソリューション」があります。営業の皆さんも普通に「当社のソリューションは・・・」とご紹介されています。ソリューションは本来「業務上の問題点の解決や要求の実現を行うための情報システム」ですが、どこかで「当社のサービスは」「当社の商品は」と言い換えられていることが多いことに気づきます。意外と、ソリューションと言いながら問題を解決していないものも少なくないようです。

「問題」という言葉の中には、改善も含まれていると思います。同じことを短い時間でできるようにしたい、同じ時間でより多くのことができるようにしたい、同じ人数でより多くの売上を上げたい、さまざまな改善要望を実現するのがソリューションですね。企業の課題には、システムだけで解決できない問題も多数含んでいます。人間が介在してこそ解決できることも多数。システムを入れただけではどうにもならないこともたくさんありますよね。

　システム、施策、アイデア、経験、さまざまなものが複合的に協力しあってこそ解決できる。それがソリューションだと考えています。当社では、本当のソリューションは一律に同じシステムを提供することではないと考えています。そういう、本当のソリューションをご提供し続けていきたいと考えている次第です。