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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

評論家は評論しかできないのだろうか

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 世の中には評論家なる職業があって、若い頃から違和感を感じています。政治評論家、経済評論家、芸能評論家などというのもあるようです。Wikipediaを見ると、まだまだあります。映画、軍事、建築、野球、オーディオ、航空、美術、鉄道、音楽、自動車、うう、目がくらくらする。><

 
 我々ビジネスに携わる人間も、ときどき「この人は評論家になりたいのかな?」と感じる人がいます。ITはもちろん、マーケティング、営業、人事に関することまで、よく知ってはいるのだけれど、自分ではやらない。できないのか、やらないのかは分からないですが、やってはいない。
 前職で、何でも本から引用してくる人がいましたが、ビジネスにおける課題の全てが本に載っているのなら、こんな楽なことはありません。どこにもないから苦労するわけで。また、社内外で評論だけしていてメシが食えるのなら、これまた楽ちんなお話ですね。いや、ときどき評論したい衝動に駆られるのは、分からないではないですが。しかし、評論していても何も良くならないのですよね。
 
 その昔、孫正義社長から「大変なことは分かっている。誰でもできるなら、お前には頼まん。どうしたらできるかを考えて来い!」と叱られたことがあります。そうなんですよね、大変だ、無理だ、なんて騒いでいてもしょうがないわけで、さらには「なぜ大変か」を蕩々と説いていても意味がない。その会社に属する人間なのであれば、どうすればこの会社がよりよくなるのか、どうしたらこの課題をクリアできるのか、を考える必要があるのですね。
 制約条件は何なのか、お金なのか、人なのか、あるいは時間が足りないのか。であれば、予算を確保すればいいのか、あるいは人を連れてくればいいのか(社内にこだわる必要はないですね)、もしくは時間を延長するのか、あるいはスコープ(達成範囲)を狭めるか。0か100か、ではなく、どうすればできるのか、を考えるのが、その会社に属する人、あるいは関わっている人の役目ですよね。
 
 そういえば、料理研究家という人は多いですが、料理評論家っているんでしょうか。いろいろな料理番組で拝見する平野レミさんの肩書きは、「料理愛好家」だそうです。64歳だそうですが、全然そうは見えないですね。料理愛好家って素敵な肩書きだな、と感じた週明けです。

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