人の声を聞く重要さ、を学んだ
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オルタナティブブロガー定例会で、永井千佳さんのお話を聴く・・・というか、合唱の基礎の基礎を体験させていただきました。男性だけですが、声質によって3パートに分かれて歌います。普段はカラオケも好きじゃないのに、と思っていたのですが、「最初は上手、下手ではない」という永井千佳さんのお話を信じて、がんばって歌ってみました。その時間は、とても楽しい時間になったわけですが、一時間という限られた時間の中でしたので、終わってから反芻しています。
上手になるコツは、他人の声を聴くことだ、と教わりました。それも、自分と同じパートではなく、違うパートの声だそうです。僕は、主旋律が聞こえてきてしまって、僕のパートを歌いづらかったので、最初は意味が分からない。しかし、後から考えてみると、それは主旋律だから聞こえてきた、というか、耳に入ってきてしまうんですよね。
ここで学んだことが二つ。ひとつ目は、「人の声をちゃんと聴くこと」です。僕たちは、例えば会議室で誰かが話している。僕は僕で意見があるとすると、その人の話を聴くことよりも、心のどこかで「早く終わらないかな。僕の意見を言いたいのに」と思っているわけです。だから、聴いているというよりも、待っている、という感じ。なので、当然ですが、その人の話は頭に入ってきていない。それは、人の話を聴く行為ではなく、人が話し終わるのを待っていただけなんですよね。
ふたつ目は、「僕たちは、つい耳に心地よいことだけ聞こえてしまう」ということです。僕には主旋律が大きく聞こえてきたわけですが、これが会議室だとすると、自分に同調してくれる意見、時には自分に都合のよい意見だけ耳に入ってきて、それ以外を排除してしまおうとする傾向にあるのではないか、と。
人の声を聴くことは重要だ。そう言っている経営者は多いのですが、ともすると忘れがち。気がつくと裸の王様になっている、なんて笑えないことも多いように感じます。自分も気をつけなくては、と感じることが出来た週末です。
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