CEOの本当の意味を知っていますか?
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創業者が付ける自分の肩書きについて (日経ビジネスオンライン)
斉藤由多加さんがCEOとか、代表取締役といった役職について書かれています。非常に興味深いので、ぜひ読んでみてください。
前々から気になっていた役職が、CEOやCOOといった日本には存在しない役職ですが、斉藤さんが分かりやすく整理してくださっています。つまり、CEOというのは執行役の責任者であって、株主と分離している場合には「雇われ社長」のニュアンスがある、ということだそうです。
つまり、オーナーであり社長である場合なら、わざわざそんな表記はしなくてもいい、ということですね。素直に日本語で代表取締役または代表取締役社長と書けば良いだけですね。
最近は執行役員制度を取り入れる企業も増えてきたのですが、中には役職だけで事実上「部長」や「本部長」と何も変わらない企業も少なくないと聞きます。ポジションを増やす上で必要なのかも知れませんね。
起業すると、やたらと偉そうな役職を名刺に書きたがる人がいますが、それは斉藤さんが書かれているように、あくまでローカルルール。代表取締役はそれ以上でもそれ以下でもなく、他の役職も同様です。
また、部長になった、課長になったと大騒ぎするのも、あくまでその企業の中でのお話ですね。他社の人からすれば、さほど関係がない。むしろ、どういう責任と権限を持った人なのか、ということが重要ですよね。
日本は従来、肩書きを重視する傾向があったわけですが、時代は変わってきているということですね。未だに「社長」と呼ばれることにすごく違和感のある僕ですが、それぞれの責任と権限を考えることが出来る記事でした。
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