SIMロックフリーになって、得するのはだれ?
僕が上海で使っている端末はモトローラ。SIMロックフリーなのですが、なぜかChina Mobile(中国移動)のロゴが入っており、まぁそれいいや、ということでChina MobileのSIMを使っている次第です。
まぁ、日本の通信事業者としては、今まで販売奨励金といったもので実質店頭価格を抑えてきたわけですが、それは無くなるということになりますね。ということは、販売代理店や量販店が困るということになるのでしょうか。
あとは、i-modeやYahoo!の携帯端末用画面をどうするか、でしょうか。各個人が好きなサイトをホーム画面にする、ということになるのでしょうから。ん?それにしても、端末メーカーが何らかのホーム画面を用意するのかな。。。
「通信事業者や端末メーカーの声を今後もっと聞いた上で、現実を踏まえた意義のある内容にしてほしい」と注文した。
ということですが、これは通信事業者側の意見と安易に考えず、通信会社、端末メーカー、そして我々ユーザーの意見をきちんと鑑みた上で決定して欲しいものです。だって、いまいち誰のメリットなのか、が分からないですよね。
我々ユーザーから見ても、端末を自由に選べるということは、僕みたいにいろいろと試してみたい人間にはいいですが、選べる=選ばないといけない、というユーザーもいるわけです。それは年配に限らず、です。
通話・通信圏内外の詳細な情報、個々の端末に関する情報、料金プラン情報とその比較、それだけでは足りないはずなんですよね、日本では。
ガラパゴス携帯とか言われていたりしますが、それだけではなくライフスタイルを鑑みたプランや端末紹介といったことを、通信事業者の店舗では実施しているわけです。それが売上が下がる話だとしても、来店した顧客に見合ったプランを紹介したりしていますよね。
これが、SIMフリー端末が量販店にズラーっと並んだ場面を想像すると、ちょっと対応しきれないんじゃないだろうか、と余計なお世話を感じてしまいます。
お役所仕事という悪口がありますが、そんな悪口が飛び交わないといいな、と思う今日この頃です。
<追記:2010/4/8 17:20>
総務省のサイトに「携帯電話端末のSIMロックの在り方に関する公開ヒアリング配布資料」という資料がアップされていました。各社分かりやすく、ユーザーのメリット、デメリット、選択肢、通信方式の違いなどについて説明されています。