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シリコンバレー見聞録―その13 テクノロジー企業に的を絞ったコワーキングスペース「RUNWAY」

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昨年に続き、シリコンバレー見聞録の続編をスタートさせています。シリコンバレーと呼ばれるベイエリアはまさにデジタルビジネスやオープン・サービス・イノベーションのメッカです。既知の話から日本ではあまり知られていないコトまで。このコーナーで少々連載したいと思います。

サンフランシスコのSOMAエリアには、テクノロジー企業や数多くのスタートアップやデザイン会社がオフィスを構えています。あのtwitter社と同じビルにあるコワーキングスペースがRUNWAYです。

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《twitterの本社と同じビルにRUNWAYはある》

テクノロジー企業に的を絞ったコワーキングスペース

数多くのコワーキングスペースが集積しているSOMA地区(South of Market=マーケット通り南)でどのように特徴を出していくのか?コワーキングスペースとしては、過去にこのブログでも紹介したWeWorkが有名です。毎月一定の料金を支払えば全世界のWeWorkを利用できるシステムは、この分野のお手本ともいえる形態だ。日本にも昨年進出を果たし、すでに世界59都市に278のオフィスを設け、17万5000人以上の会員を抱える。

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《このロゴは世界広しといえどもサンフランシスコにしかない》

そのWeWorkと全く逆のアプローチのコワーキングスペースがRUNWAYだ。RUNWAYは、一箇所しかない。そう、このtwitterと同じビルの一箇所だけなのだ。しかし、大きな特徴は会員制で審査も厳しくテクノロジー企業に絞っているのがこのコワーキングスペースの最大の特徴です。サンフランシスコにしかないのでなぜ人々が集うのか?その秘密はさまざまなコミュニティやネットワークが機能していることが理由らしい。海外(日本も含む)のさまざまなアクセラレータプログラムとの繋がりから外国人起業家を呼ぶ仕組みが醸成されているようです。

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《ギークなエンジニアを奮い立たせるメッセージ》

リラックスできる共有スペースには、ゆったりとしたソファーや明るい照明が迎えてくれる。この場で新しいアイデアやコラボレーションも生まれたことだろう。

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《ゆったりとくつろげる場もある》

コワーキングスペースの真ん中をRUNWAYの名前にふさわしく、細長い道「ランウェイ」が通っている。しかし、この道を自転車で走ったら怒られるだろうな(笑)

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《流石にここで自転車に乗る輩はいないだろう》

北極圏のエスキモーが住む家「イグル」を模したスペースもある。日本人にとってみると秋田 横手のカマクラのようで面白かった(笑)。

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《包み込むようなデザインで有意義な意見交換をサポート》

ミートアップを開催できるスペースも用意されている。画面では判らないが、写真左の壁面には、弊社をはじめさまざまな企業の

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《毎夜、Meet upが開催されているのだろうか》

自転車置き場も完備されていた。坂の多いサンフランシスコでは結構大変ではないだろうか。ちなみにRUNWAYのあるフロアは一階ではない。

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《デザインもおしゃれな自転車駐輪コーナー》

ZEN AREAと書かれた瞑想のためのスペースも用意されていた。最近ではGoogleをはじめ"マインドフルネス"を学び、イノベーションのエンジンとして瞑想を取り入れる企業も増えている。

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《このようなコーナーは当たり前になるのだろうか》

逆転の発想が差別化につながる

RUNWAYには約50社を超える企業が登録しており、利用者の出身国は世界18か国にわたるらしい。グローバルで多様性に富んだ視点をもたらす外国人起業家たちが所属しており、、この場所の利用者の3割は外国人らしい。

入居するためには審査は絞り、だれでも簡単に使えるというものではないが、入会を許されるのはテクノロジー系企業のみというこだわりが、逆に利用者にとっては大きなメリットになる。

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《日本のコワーキングスペースのお手本的なカフェの佇まい》

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《カフェには、こんな冷蔵庫も。腹が減っては戦はできぬか》

(つづく)

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