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モノづくりのイノベーション〜富士通フォーラム2013で見つけた3つの技術〜

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東京・有楽町の東京国際フォーラムで富士通フォーラム2013が本日5月16日〜17日で一般公開されます。これは、弊社の自社展示会&セミナーになるのですが、毎年新しい技術が出品され、お客様やメデイア・アナリストの皆さんだけでなく、私達社員も注目する一大イベントとなっています。

会場の東京・有楽町の東京国際フォーラム

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入場後、正面にあるテーマステージ
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私は、内覧会から連日参加していますが、今回目玉のちょっと気になった技術を3つ紹介したいと思います。
  • 次世代ユーザインターフェース
これは、先日のオルタナティブブログ(モノづくりのイノベーション〜次世代UIにぶったまげた〜)でもご紹介したもの。今回、実際にこの眼で体験してみた。
沖縄旅行に向けた「お好みパンンフレット」を作ってみる。まず、紙の観光パンフレットの写真やテキストの情報をテーブルに置いて格納する。
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指でクリップするだけで対象となる欲しい情報画像を瞬時に取り込む♪
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別シートの地図と組み合わせて写真つきの新しいマップ「お好みパンンフレット」が完成。
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これは、一体どんな仕組みになっているかと言うと2つのカメラで指先を認識し、3次元位置を高速に追跡すると同時に指先の指示で文書をデジタル化し、ICTに取り込む。結果は、プロジェクターで表示するというもの。
様々な業種や業務での活用例が想定され、社員の間でも一番人気だった!
  • Linked Open Data(高速検索技術)
つづいて、まずはこのマンダラのような画面を見て欲しい。
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これは全世界に散在するオープンデータの関係性を表したもの。富士通研究所では、LOD(Linked Open Data)に関する大規模データの大規模格納・検索技術をヨーロッパの研究機関と共同で開発した。
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オープンデータは、ビックデータの第三の波と呼ばれ(第一の波はソーシャルメデイア、第二の波はセンサーデータ)、各国で行政や出版、学会などを中心に公共性の高いデータがつぎつぎと公開されており、世界30ヶ国でデータ公開のための専用サイトも立ち上げっている。
LOD(Linked Open Data)は、W3C(World Wide Web Consortium)で推奨される標準形式で公開されたオープンデータのネットワーク。従来のWebがテキスト情報中心であるのに対してLODは、名前のついたリンクによって連携されたデータ間の巨大なデータグラフ。企業システムと連携したデータ利活用によるビジネスへの応用が可能になると言われている。
富士通研究所では、世界中の数百億項目あるLODを格納して高速な一括検索を可能とする技術を開発。画面のマンダラは、視覚的に把握し、直感的な検索が可能な検索インターフェースの一例というわけ。
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富士通研究所は、今回開発されたLOD活用基盤をクラウド上でグローバルに無償公開する予定であり、新しいデータ複合型サービスが様々な分野で展開されることが期待されている。
  • ソフトウエア地図
最後に紹介する技術は、企業に散在するアプリケーションソフトウエアの現状を見える化する技術。ソフトウエアの現状を表す地図によって、抽象化された視点でシステムを理解可能にするものだ。
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これはアプリケーションの現状を町並に例えてグラフィカルに表示する優れもの。例えば、
・高層ビル群は、複雑なアプリケーションが入り乱れ保守性が悪い。
・色が乱れた町並みは、複数サブシステムのアプリケーションが入り乱れ保守性が悪い。
・整然とした低層ビルの町並みはサブシステムの範囲が定まっており、保守しやすい。
といった具合だ。
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ある調査結果によると、企業の既存システムに関する維持・運営コストは、ICT全体予算のなんと78%にも昇るという。このソフトウエアを活用して既存資産の維持・運営コストや負荷を削減し、新たな成長や変革に向けた取り組みが可能になる。
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この他にもスーパーコンピュータ「京」をはじめ、未来のユビキタス端末から様々なハードウエア・ソフトウエアに加え、ビジネスイノベーションとソーシャルイノベーションを支えるサービスの展示デモ、各種セミナーを開催している。もしお時間ある方は是非、有楽町の国際フォーラムまでお越し頂けたらと思う。
スーパーコンピュータ商用機「FX-10」
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私の一番のお薦めは、やはり次世代ユーザインターフェースかな。スタートレックの世界がもうそこまで来ているような錯覚に陥る(笑)
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