オルタナティブ・ブログ > 谷誠之の 「カラスは白いかもしれない」 >

人を動かすものは何でしょうか?様々な「座右の銘」から、それを探っていきたいと思っています

3. キングジム 「PORTABOOK」をお借りできたので、レビューします その2

»

ひとつ前の記事ではPORTABOOKをべた褒めしましたが、そうはいっても単機能な製品、万人受けする製品ではありません。その「八方美人ではない」ところがいいんですけれど。

私もこのPORTABOOKは一目惚れに近い状態でワクワクしているのですが、割り切った製品とはいえ、欠点がないともいえません。出張に特化した製品、という観点から、私の私見でとっても残念な点を3つご紹介しておきます。

まずは、出張に必要なほとんどの端子(ヘッドフォンジャック、USB 2.0 端子、RGB端子、HDMI端子)を装備しておきながら、有線LAN端子がないこと。もちろん無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)にも Bluetooth(4.0 + EDR)にも対応しているのですが、やはりホテルでは有線LANにつなぎたいところです。一部のビジネスホテルでは、有線LANはそこそこのスピードが出るのに、無線LANサービスだとあまりスピードが出ない、ということもあるからです。

PORTABOOK6.JPG2つめは、厚みです。最も分厚いところで、公称 3.4センチ、実測 3.6センチ。正直、かなりかさばります。この写真は比較のために、横にiPhone5 を置いています。カバンの中にA4サイズの資料や雑誌などが並んでいるようなところにPORTABOOKを入れると、PORTABOOKのところだけポコンと盛り上がってしまいます。トートバッグなんかだったら問題ないのかな。
ここは、最近の Ultrabook のように設置面積を犠牲にして薄さを採るか、PORTABOOKのように薄さを犠牲にして設置面積のコンパクトさをとるか、というところですね。設置面積を小さくしてなおかつ薄くする、というのは、本体の剛腕性や中身の密度などに高い技術が必要になります。ここは、キングジムさんの今後のがんばりに期待したいところです。

3つめは、実売9万円~10万円と言われている価格です。オンリーワンの製品ですから、多少高いのはやむを得ませんが、10万円を超えると固定資産になっちゃう可能性もあるんですよ、キングジムさん。しかもPORTABOOKは「これ1台あれば大丈夫」というような製品ではないので、どうしても2台目以降のサブノート的な位置づけにならざるを得ません。ということはメインマシンがもう1台必要なわけで・・・
せめて実勢価格8万円、安売り屋さんで6万円ぐらいでないと衝動買いできない(ぉぃ)、と考えちゃうんです。

もっとも、こうした「トガッた」製品は、長所も短所もすべて受け入れて愛するもの。「全部入り」的なフラッグシップモデルや、「万人受け」する優等生モデルとは違いますからね。そこを理解した上で深く刺さる「10人に1人」が、この製品を買っていくんだと思います。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する