日本人は「間違い」がお好き?
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以前、「"違い"と"間違い"は違う」という記事を書かせていただいたことがあります。
具体的な「違い」はその記事に譲るとして、先日、ひょんなことから変なことに気付いたので、ここに書いておきますね。
それは、いわゆる「間違い探しゲーム」なるものです。
2枚のほとんど同じ絵を並べて見せて、「間違いが3箇所あるよ。どーこだ?」みたいに出題するやつです。新聞や雑誌の片隅を飾る、ほんの息抜きのパズルですね。お菓子の箱の底に書いてあるような場合もあります。
でね。これを先日見かけたとき、今まで何の疑問も抱かなかったのに、その時に限ってものすごい違和感を感じたんですよ。この、「間違い」という表現に。
2枚のほとんど同じ絵の「違い」を探すパズルなのに、そこには決まって「間違い」って書いてあるんですね。この手のパズルの名前も、ほぼ例外なく「間違い探し」なんです。試しに Google で「間違い探し」で画像検索したら、いっぱい出てきました。
どうして「違いを探すパズル」なのに、「間違い探し」って言うんでしょう。色々調べてみたんですが、残念ながらルーツはわかりませんでした。英語圏では「Spot the difference」と言うそうです。つまり「違いを見つけよ」ですね。これだとすっきりするんですが・・・
どなたか、どうしてこのパズルが「間違い探し」というようになったか、ご存知の方いらっしゃいませんか?もしかしたら日本人は、違いではなく間違いを指摘するのが好きな国民なのかもしれません。
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