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人を動かすものは何でしょうか?様々な「座右の銘」から、それを探っていきたいと思っています

色々な側面からものをみよう

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あけましておめでとうございます。
ここ「オルタナティブ・ブログ」でも、大変ご無沙汰しておりました。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、お正月の間は車で移動することが多い人もいますね。
2ヵ月ほど前に、「家の近所でガソリンが145円、で思ったこと」という記事を書きました。そうか、10月の下旬には、私の家の近所ではレギュラーガソリンが145円していたのか。

いまはというと、その同じ店で、レギュラーガソリンが 103円 なんです。中には100円を切っている店だって存在します。ガソリンは、ちょうど1年前と比べても明らかに安くなりました。

で、ふと思ったことがあります。ガソリンが高騰したときは、あれだけマスコミが騒いでいたのに、ガソリンが昨年の今頃よりも安くなったときは、どうして「ガソリン安くなったねー、よかったねー」という報道をしないんだろう、と。

2008年の終わりごろからいまにかけて、世の中は「100年に1度の不景気」なんだそうです。事実、大きな会社は赤字を申告し、雇用は縮小され、給料は減り、景気は明らかに悪くなっていっています。円高は、輸出産業に大きな悪影響を与えています。それはまぎれもない事実です。

ただ、最近のマスコミ(特にワイドショーとか夜の10時頃から始まるニュース番組とか)は、その「景気が悪い」ということを必要以上に報道し、世の人の不安を必要以上にあおっているような気がしてなりません。きっと「景気が悪い」というニュースのほうが、「景気がいい」というニュースよりも視聴率がとれるんでしょうね。芸能ニュースだって、芸能人が幸せになったというニュースよりも、スキャンダル系のニュースのほうが「食いつきがいい」んだとか。

景気が悪いのは事実なんですが、それは世の中のひとつの側面を表しているにすぎないと思っています。確かに円高で輸出産業が大きな打撃を受けているのは間違いないし、今回の円高は円が強くて高くなったのではなく、ドルやユーロの価値が下落して相対的に円が高くなったというものですから、決して楽観視できる状態ではありません。

しかし、こんなに景気が悪化しているのに、それでもちゃんと成長している企業もたくさんあるのも事実です。某居酒屋チェーンが大量雇用を発表した、というニュースもありました。先に述べたとおり、ガソリンも安くなりました。一部の旅行会社や大手スーパーは円高を消費者に還元し(つまり価格を下げて)冷え込んだ市場を活性化させるのに必死です。

マスコミはもっと、「それでもがんばっている人たち、成長し続けている人たちがいる」という側面も報道すべきだと思うのです。同時に我々も、がんばっている人たち、成長し続けている人たちがいるということを認識する必要があります。悪い側面ばかり見せていると、人はどんどんヒクツになっていってしまいます。他人のいい面を見て嫉妬する人もいますが、勇気や元気が出る人もいます。

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今回のことに限らず、人は常に「ある側面」の裏側にある「もうひとつの側面」に注意を払う必要があると思います。前にも書いたかもしれませんが、「仕事熱心でまじめで正直」な人は、裏を返せば「趣味を持たず、融通がきかないカタブツ」かもしれません。ある側面だけで判断しようとせず、色々な側面を観察し、判断できる能力を備えたいものです。

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