最後の最後に「この会社に入ろう」と決意したきっかけは?
先日、ある企業の若手社員ばかりで「最終的にこの会社に決めたのはなぜ?」という話をしていたら、
何人かの方が、こうおっしゃったのが印象的でした。
「会社説明をしてくださった人事の方が好印象だったから」
技術力だとか扱っている製品だとか自宅から通いやすいかとか会社のネームバリューだとか、いろいろ選択のたtめの要素はあるのだけれど、最後の最後に「ここにしようか」と決意した要員は「人」だったというのです。
色々なレベルの方と面接を受けていても、「何くれとなく気にかけてくれた人事の方」のことが最後の最後に決め手になったと。
他の企業でも同じような話を聴いたことがあります。
内定者研修を請け負った時のこと。
内定者同士で、「いくつか内定を受けた中でこの会社にしたのはなぜ?」と互いに質問し合っていたところ、「人事の●●さんがとても好印象だったから」「人事の●●さんが優しかったから」とこれまた大勢が口をそろえて言うのでした。
ほほぉ~。
これ、凄く大事な視点ですね。
学生を採用するかどうか考えている企業側は、学生をよく見て、採用不採用を決定しているわけですが、
一方で、学生側も「どの会社に入ろうか」と吟味している。
扱う技術、
販売している製品サービス、
福利厚生、
物理的に会社がどこにあるか、
組織風土は?
経営者がどんな発信をしている?
などなど多くの選択要素はあるでしょうが、それでも最後の最後の決め手に「人事の方が好印象だったから」というのがあるのです。
自分が入ろうとしている組織が、どういうところなのか、実際は入ってみないと分からないものです。
だから、最初の窓口として、「人事の方が好印象」というのは、すごーくポイントが高いのだと思います。
互いに「印象」は見ているという点を企業側はつい忘れてしまいますが、学生もちゃんと見ているのですよね。