「立ち止まったらいけない」理由。
先日3月29日(日)にハーフマラソン大会に初出場し、完走した、という話は度々自慢げに書いている私ですが、今日もまたそのハーフマラソンについてです。
ゴールを潜り抜けた途端に脱力し、一歩も歩けなくなったため、少し離れた場所の芝生の上に脚を投げ出し座り込みました。
ふくらはぎをとんとん叩いていたら、1メートルほど離れた場所で、同年代の男性が「ああ、脚、いてー、疲れたー」と聞こえるような独り言を。
「聞こえるような独り言」というのは、反応するのが礼儀かと思い、「ホントに痛いですねー。疲れましたねー」とおばさんとしての本領発揮で返事を。
聴けば、この男性も初マラソンとのこと。2014年にちょこちょこ走り始めて、とりあえずレース出れば、と周囲に勧められエントリーしたのだそう。「ボクも人に言われた話なんだけど」と断りつつ、以下のような話をしてくださいました。
「マラソンは、疲れても脚がツラくても絶対に止まったらダメなんですよ」
「ほぉ、なぜでしょう?」
「2つ理由があって。 1つは、止まると筋肉が硬くなるから、余計に動かなくなる」
「ほぉ、そうなんですね」
「もう1つの理由はね、止まった瞬間に、1㎜も距離が縮まらない!」
「おおぉぉ、そうですよね!」
「だから、走れなくなっても、とにかく一歩ずつでも歩き続けるしかないんです。前進さえしていれば、ゴールまでの距離は縮まるから。」
「勉強になります!」
・・・仕事もそうだよなぁ・・・と思いながら聞いていました。
「この仕事大変だ!どうしよう?」と考えあぐねて、先送りしていても、仕事の量は1㎜も減らない。何かちょっとずつやっていれば、少しは仕事の山が低くなってくる。立ち止まったら、どこにも行けない。
そうだ、そうだ。前進するしか、ゴールに近づく方法はないのだ。
・・・・などと、よくある「マラソンによって人生を哲学する」というメンドクサイ人になりつつある私です。
さて、「上司はツラいよ」、公開されました。
「あなたは"マネージャーとしての自分"を愛せるか」
「成仏」について書きました。
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昨日(5/16)、記念写真が送られてきたので、これまた自慢げに貼っておきます。
(データ込みで購入したら、2枚で5000円もしました。ご、ゴセンエン!!)
【左:ゴール後のホッとしたところ。 右:12㎞くらいの地点と思われ。】
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実はこの2年ほど、「マラソン関係」の本は、山ほど読んでいた。走る気など全くなかったのに、なぜ読んでいたのだろう?^^;;;
中でもたかぎ なおこさんのこのシリーズは、本当に面白くて。
「ご褒ビール」という言葉が何度も出てきます。「ご褒美+ビール」。