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リリー・フランキーさんの「『仕事は楽しまなきゃソンですよ』と言っているヤツは嫌い」を聞いて気恥ずかしくなったこと

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こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。

昨日、NHKの番組で、リリー・フランキーさんと宮沢りえさんが対談する番組がやっていました。

で、リリー・フランキーさんの仕事感の話になったとき、「あ~、わかる~」と思ったと同時に、少し気恥ずかしい感じになりました。

リリー・フランキーさんの話の大枠はこうでした。

  1. 仕事をしている間は楽しいなんて思ったことがない。もがいている
  2. 仕事が終わったときに、「いいものができた」と思うときはある
  3. 「仕事は楽しまなきゃソンですよ」と言っているヤツは嫌い

なぜ、気恥ずかしい感じになったかというと、ボクが描いている未来像は「仕事がツライと思っている人が、少しでも楽しいと感じられるようになったらいいのにな〜。仕事を楽しいと感じられる人を増やしたいな~」なので、3の話が出たときに、気恥ずかしい感じになったのです。

もっとも、たしかにボクも「仕事は楽しまなきゃソンですよ」と(ちゃらい感じで)言われたら、ちょっと嫌かも(笑)。

仕事をしていると、確かに、もがくことが多いですね。ボクの仕事でいえば、文章を書いているときなんかが特にそうです。以前、知人はこう言いました。「竹内さんも本書いたことがあるから分かると思うけど、本書いているときって、ホントゆううつだよね」。はい、ゆううつです。もがき苦しみます。筆が進まないときは、ホント苦しい!(笑)。

それでも、もがき続けられる、がんばれるのは、「あっ、これだな」という答えが見つかったときの「しっくりきた感じ」とか、いいものができたときの満足感(その多くは自己満足なんだろうけど)があるからこそ。仕事の8割はもがいている。楽しいと感じるのは、ひょっとしたら2割ぐらいなのかもしれない。だけど、その2割があるから楽しいし、がんばれる・・・そんな感じなのかもしれません(う~ん、どっちがたまごで、どっちがにわとりなのかは分かんないけど)。

仕事がツライと思っている人が、少しでも楽しいと感じられるようになったらいいのにな〜。仕事を楽しいと感じられる人を増やしたいな~」と思うのは、ボク自身、仕事がつまんない時代があって、それから、紆余曲折を経て今までやってきて、「確かに、仕事にはツライことやもがき苦しむことがたくさんある。だけど、楽しいこともいっぱいあるじゃないか」ということを体験を通じて知ったことや、「つまんないか、楽しいかだったら、楽しいほうがいいよな」という単純な気持ちから。そう、ボクは仕事に「楽しい」を加えたい。

それと、子供たちや若い世代に仕事感を伝えるときに、「仕事ってつまんないんだぞ。お前たちは我慢して働かなければいけないんだぞ」ではなく、「仕事は大変なことも、もがくこともたくさんあるけど、それでも、結構楽しいぞ」と伝えたい。

なので、今日のところは、「仕事はもがくもの。それでも、楽しいもの」と結論づけておこうかな?と思うわけであります。

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