忙しい人にこそ大切な「何も考えない」時間
あなたは最近、「何も考えない」時間を作った記憶がありますか?
もっとも、現代人は、この「無」の時間を作ること自体が苦手なのかもしれません。手元にはスマートフォンがあって、ちょっとでも暇な時間があると、手はすぐにスマホに伸びてしまいます。「最新情報に触れるのが大事だ」「常に考えなければダメだ」みたいな情報ばかりですし、暇だと、なんとなく手持ち無沙汰というか、何かしていないとソワソワしてしまいますよね。
けれども、「忙しい」という字は、心を亡くすと書くように、ずっと頭を働かせておくのは疲れてしまいます。忙しいビジネスパーソンだからこそ「何も考えない」時間が大切なんじゃないかと思っています。頭を空っぽにしたところに、新しいエネルギーが入ってくるのです。
しかし、この「何も考えない」時間を作るのが意外と難しい。最近では「瞑想がいい」なんていいますが、目をつむって、5分間「何も考えない」のはなかなかできません。だからといって、ヨガ教室に通うのも、どうも・・・という方も多いかもしれません。
農作業をしていると、「無」の境地に入ることがあります。
「無」の境地、なんていうとおおげさに聞こえるかもしれませんが、何かを淡々と繰り返しているとき、意外と、「無」になれます。この、「無」の状態がとてもここちよく、何も考えない時間の大切さを教えてくれます。
しかも、畑の土をおこしたり、種を植えたり、草をむしったりする作業は、きれいになった達成感も味わえるので、気持ち的にもすっきりできます。頭を整理したり、こころをケアしたりするのにもってこい。
春になって、妙高もようやく白から茶色の景色に変わってきました。これから、茶色が緑になっていきます。息吹を感じるこの季節がボクは大好きです。
ちいさい畑からはじめて、ガーデニングをするようになりました。昨日は、芝の手入れをしました。春の日差しのなか、体を動かし、あたたかい土に触れ、きれいになっていくさまは本当にすがすがしい。達成感もあります。
今年はいよいよ田んぼにもチャレンジしようかなと思っています。今までは、世代交代なんかもあって「しなければ」感のほうが強かったのですが、今年はなぜか「ちょっとやってみようかな」のようなポジティブな感じが強くなっているので、今までよりも時間をかけられそうです。
田んぼにかぎらず、もし、「無になりたい」と思われましたら、TwitterかFacebookのメッセージで連絡ください。一緒に「無」になりましょう。ちなみに、田植えは5/21を予定しています。