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自分とつながる―空っぽになったところに新しい知恵が入ってくる

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こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。

今日はエイプリルフールですね。今日はいろんな「ウソ」をついてもいい日(「ウソ」だと聞こえが悪いので「ジョーク」のほうがいいですね)。

実は今、やりたいことがあって、「ちょうど年度初めだし、今日のブログに書こうかなぁ」とも思っていたのですが、ウソにまぎれても嫌なので(笑)、明日アップすることにしました。

なので、今日は別のお話を。

ボクは最近、「自分とつながる」時間を大事にしています。「自分とつながる」という言葉にはいろんなイメージがあると思うんですけど、ボクがやっているのはすごくシンプルな方法です。

ある説によれば、人は1日に6万回も思考しているそうですが、思考が働いているとき、こころはあまりリラックスしていません、多くの人が人間関係の心配、仕事の心配、お金の心配、子どもの心配など、心配の種は絶えません。なぜなら、人は物事を考え始めると、それがきっかけで新しい思考が始まってしまうので、よほど意識しなければ自分の思考をコントロールできないからです。

しかし、1日何万回と繰り返す思考を意識し続けるのは難しい。

そこで、意識的に「思考が働かない状態」を作り、こころをフラットにする時間を大切にしています。

とはいえ、「思考が働かない状態」を作るのはことのほか難しいです。たとえば、実際にやってみていただくと分かりますが、「よし、なにも考えないようにしよう」と思って目を閉じても、おそらく数秒後には頭の中に何らかの思いが浮かぶと思います。そして、それをきっかけに思考が始まります。中には、「あ~、いかんいかん、考えないようにしよう」と考えてしまう(笑)かもしれません。それだけ、「無」の状態を作るのは意外と難しい。

そこで、「考えないようにしよう」とするのはあきらめて、五感に意識を傾けるようにします。もっともやりやすいのは呼吸に意識を傾けることです。ゆっくりと深呼吸しながら、胸が大きく膨らむ感覚に意識を傾けます。そして、胸が大きく膨らんだら、ゆっくりと息を吐き出します。それを続けます。

すると、頭が軽くボーっとして、思考力がかなり弱まります。呼吸を重ねるほどリラックスでき、こころが落ち着き、自分の深い部分とつながった感じが得られます。とてもよい気分です。

言葉では説明するには限界がありますね。ボクが言葉で誘導しながら、一緒にできればいいんですけどね。慣れると一瞬で入ることができます。

「もっと考えなきゃだめだ」という情報がたくさんあります。思考を重ねることも大切ですが、最近のビジネスパーソンは情報過多で、頭の中はとにかく忙しい。頭が忙しすぎると疲れやすく、新しいアイデアは生まれにくい。

そんな行き詰まり感を感じているときは、考えることから少し離れて「思考が働かない状態」を作って、頭の中を空っぽにしてみましょう。そして、心身共にリラックスでき、自分の深い部分とつながった状態を作りましょう。空っぽになったところに、自分の深い部分から新しい知恵が入ってくるのです。

1日15分ぐらいやるのがオススメです。

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