「モヤモヤ感」を大切にする
こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。
あなたは、モヤモヤしたことがありますか?
そして、今、モヤモヤしていますか?
もし、そうだとしたら、その「モヤモヤ感」を大切にしてください。
その理由とは?
先日させていただいた企業研修で、相手に問いかけながら、まだ言葉になっていない「本当に望んでいること」を聞き出すというワークをやりました。その中である方はこう言いました。
「なんだか……モヤモヤします」
そこに何かがあることは知っているのだけれど、それがうまく言葉にならないような……それはまるで、懐かしい旧友にあって、顔はわかるけれど、名前を思い出せないような……そんな感覚。
その言葉を聞いて、ボクはこう答えました。
「そのモヤモヤ感を無理に解消しようとしないで、大切にしてください。モヤモヤ感は、”何かに気づいてほしい”という合図です。いずれ、何かの拍子にその答えが分かる日が必ず来るので、しばらく持っていてください。」
「本音と建て前」という言葉があるように、私たちは日常、本音よりも、「○○すべき」「○○ねばならない」というような建て前を優先しています。
もちろん、時には本音よりも建て前を優先しなければならないこともあるでしょう。
けれども、建て前を優先しすぎると無理が生じたり、建て前のほうが自分の考えのように感じられるようになってきます。だからといって、「自分らしい自分」は消え去るわけではありません。「あなたにとって本当に大切なことは○○なんじゃない?」……モヤモヤ感は、私たちにそれが何なのかを気づかせようとしているのです。
一般的にモヤモヤ感は、あまり気持ちのいいものではありません。早くスッキリさせたいと思います。けれども、モヤモヤ感は私たちに「本当に大切なこと」を教えてくれるサインです。無理に取り除こうとせずに、その「モヤモヤ感」を大切にしてください。
では、今日も仕事を楽しんでいきましょう!