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スポーツ選手がソーシャルメディアを使う際に意識すべきこと【前編】

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スポーツ選手がソーシャルメディアを使う際に意識すべきこと【前編】

みなさん、こんばんわ。
Looops北野です。

前回のJリーグのソーシャルメディア活用の記事は、みなさんからとても好評を頂きまして、本当にこのような取り組みをして、嬉しいと感じています。ありがとうございます。


さて、今年初投稿です。
今回は前編、後編2回に分けて、スポーツ選手がソーシャルメディアを活用する上で意識すべきことに関しての記事を書きたいと思います。

日本でスポーツ選手のソーシャルメディアアカウントで注目しているのは、なんといってもプロ野球のダルビッシュ有選手ですね。


【ダルビッシュ有選手・Twitterアカウント(@faridyu)】

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    •    2,266ツイート
    •    65フォロー
    •    203,888フォロワー
    •    10,269リスト

と、日本スポーツ界では最も知られているアカウントの一つでしょう。

彼はTwitterを活用して、本当にリアルタイムにありのままの気持ちや考えを公開しています。積極的にファンとの交流を行っており、彼の生き様や野球に対するアツい気持ちがよく現れています。

また、おもしろいのは、トレーニングやダイエットに関する相談に乗るシーンもあり、
ファンにとっては最高の空間であることは間違いないでしょう。

ちなみに組織ですと、日本ブラインドサッカー協会 (@JBFA_b_soccer) 、川崎フロンターレスタッフ(@frontale_staff) に注目していますね。
それぞれ認知を深めるために、親近感が湧くような幅広い内容のツイートを、実際に行われるイベントと連動させて行っています。

それでは、今回のテーマに話題を移しましょう。


◇事件はTwitterで起こっていた

先月、イングランドプレミアリーグの強豪チーム、リバプール所属(当時、現在はドイツブンデスリーガのホッフェンハイム所属)のオランダ代表のライアン・バベル選手が、Twitter公式アカウント上で事件を起こしました。


【バベル選手・Twitterアカウント (@Ryan Babel)】

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事件の全貌はこうです。
リーグで首位をひた走るマンチェスターユナイテッドとの試合で主審を務めたハワード・ウェブ氏(2010年W杯の決勝でも笛を吹いた、世界最高の審判との評価をされている人物)を


"And they call him one of the best referees? That's a joke."
「彼が世界最高の審判の一人だって?冗談だろ!」


と公の場で批判したというものです。(※該当ツイートはすでに削除されています。)

この試合では、ウェブ氏は前半早々にリパプールのチームの要であるジェラードを退場処分にしたのです。
その影響からか、チームは0-1で惨敗してしまったのですが、これに対してバベルは怒りの矛先を審判に向けてしまったのです。

しかも、あろうことか、その審判の写真を加工し、対戦相手であったマンチェスターユナイテッドのユニフォームを着せた画像とともにツイートしたのでした。


この事件は瞬く間にTwitter上でバイラルを起こし”炎上”しました。
すぐさまバベルは、「謝罪の言葉を探している」「いい言葉が見つからない」などと心情を吐露しているのですが、イングランドサッカー協会は事態を重くみて、10,000ポンドの罰金を命じたのでした。



◇アメリカ・スポーツ界では選手やコーチなどのソーシャルメディアポリシーが定められている

アメリカでは、4大スポーツのNFL(アメフト)、NHL(ホッケー)、NBA(バスケット)では、関係者のソーシャルメディアポリシーが定められています。選手やコーチ、チーム関係者がソーシャルメディア(Facebook、Twitterなど)を活用し、情報発信をする際のルールを定めているのです。

NFLでは2009年の9月8月(訂正:2/5 13時) にはいち早くポリシーの策定が行われました。背景には、NFLの試合のハーフタイムに選手や関係者がミーティングの模様をツイートした事件があったからです。これによりチームの戦術を暴露したり、TV等の放映会社の利益を阻害することが懸念され、NFLではいち早くポリシー策定を実施したのです。


【NFLソーシャルメディアポリシーの公式アナウンスはこちら

NFLで定められたポリシーの内容は以下のようなものです。


①試合開始の90分前から、メディアによる公式インタビューが終わるまで、選手はいかなるソーシャルメディアを使用することも許されない
②もしアクセスし、なんらかの情報をソーシャルメディアに書き込んだ場合は、処分を科す

※ちなみにマイアミドルフィンズ、セインツ、ペイトリオッツなどのチームはは練習グランドでのプレーヤー、レポーター、およびファンにさえソーシャルメディア使用の制限を課しています。

意外にも非常にシンプルなルールです。
それにも関わらず、去年1年間で3例の罰金事例があったそうで、副社長のブログにて紹介されています。

このポリシーの策定は、アメリカでのソーシャルメディア浸透度を表していますね。個人が簡単に情報発信を行える時代です。その中でスポーツ選手は大きな影響力を持っています。一つのPOSTが大きなうなりを呼ぶことも十分に考えられます。

選手は自分のありままの姿を、メディアというフィルターを通さずに、ファンに伝えることができることが大事だと感じているのでしょう欧米を中心に多くのスポーツ選手がTwitterやFacebook、Youtubeを活用してファンとの多くのタッチポインチを持つことに成功しています。

またアメリカでは、友人などと気軽に連絡を取る際、携帯メールだけではなく、ソーシャルメディア上で行われていることのでは?という想像とともに、ソーシャルメディアの浸透度が見て取れます。
ファンもソーシャルメディア上に自分の好きな選手が存在していることを知っていますし、ソーシャルメディアで気軽にコミュニケーションを行えることももちろん知っています。


◆スポーツ選手がソーシャルメディアを扱う上で気をつけるべきこととは?

それでは、大きな影響力を持ったスポーツ選手は、ソーシャルメディアを扱う上でどのようなことに注意するべきなのでしょうか?
企業でのソーシャルメディアポリシーの策定は進んでいますが、スポーツ選手のポリシー策定の話は聞いたことがありません。

ダルビッシュ選手はなんらかのポリシーを決めているのでしょうか?影響力を持っているからこそ、気をつけるべきはどんなポイントなのでしょうか?

次回後編ではスポーツ選手の気をつけるべきポイントをまとめてみたいと思います。
後編は今週末を予定しております。




 

スポーツ、ソーシャルメディア系、どんな小さなことでもお気軽にご連絡頂ければと思います。

Twitter:    @TatsuyaKitano
Facebook:    TatsuyaKitano

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