オルタナティブ・ブログ > SS the WORLD >

Social Media とSportsが紡ぎ出す世界をあなたにお届けします。

スポーツチームにおけるソーシャルメディア集客戦略① ~米スポーツ界~

»

 

皆さんは注目しているスポーツ選手のソーシャルメディアアカウントはありますか?

僕自身はサッカーのアルゼンチン代表であるメッシ選手のFacebookページに注目しています。 
(メッシに関してもいずれはブログを書きたいですね)

欧米では、すでに多くの有名スポーツ選手がソーシャルメディアアカウントを開設しています。
選手自身、ソーシャルメディアを使う意味や価値を感じているのでしょう。

実際、イングランドのサッカープレミアリーグの強豪チーム、マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナント選手はチーム公式HPのインタビューでこのように語っています。

「等身大の姿を見てもらいたいと思ったんだ。ツイッターではありのままの自分を伝えることができる。メディアが作り上げた姿ではなくてね。」

そんな彼のTwitterアカウントはすでにフォロワー100万人を超えており、ツイート数も6,000に達しようとしているから驚きですね。ヘビーユーザーです。

ファンと積極的にコミュニケーションを図り、本当の自分をさらけ出すことがファンのためであり、自分の為であるということなのでしょう。

Photo_2


一方、チーム単位で見てもかなりソーシャルメディアアカウントの運用が進んでいます。

日本でも、チーム単位でソーシャルメディアの運用(特にTwitter)している例がだんだん増えてきていると思います。
みなさんも、プロ野球/オリックス・バッファローズや、
Jリーグ/川崎フロンターレなど何チームかはすぐに出てくると思います。

アメリカでは選手だけでなく、チーム単位でもソーシャルメディアアカウントを持っているプロスポーツチームがあります。
むしろ米プロスポーツチームがなんらかのソーシャルメディアアカウントを持っていないチームはないのではないか?というくらいソーシャルメディア活用が進んでおります。

その中でも、ソーシャルメディアを活用した集客戦略を行っているアメリカのスポーツチームがあることを皆さんはご存知でしょうか?


■ファンにとって最高の体験ができるTweet-up

 ▼NBA - NY Knicksの事例

アメリカNBAチームであるNew York Knicksでは、去年TweetupなるTwitterとリアルを連動させたイベントを開催していました
内容は、40$の試合チケットを購入すると以下のような特典が付いてくるというもの。

Nyknicks



・試合前に、チーム関係者やファンなどが集うパネルディスカッションに参加できる
・特製Tシャツ
・前座試合の観戦
・選手との交流会に参加できる

これは去年の事例ですが、日本スポーツ界でも十分に同じようなことが展開できるかと思います。
またTweet-upに関する問い合わせは、「電話でも、Twitterでも受け付けていますよ」と記載されており、
柔軟な運用体制を敷いていることが伺えます

もちろんチームとしてFacebookページも運用されています。

Twitterでは、試合に関する内容が多く、実況中継ツイートが盛んに行われています。
Facebookでは、試合結果や選手のオンメディア情報(動画が多い)がメインで、アーカイブ的な役割を担っているようです。
運用しているチームスタッフは、それぞれのソーシャルメディア特性をよく理解されています。

この企画はアメリカでは、様々なニュースメディアに取り上げられていたみたいで、
斬新な集客展開として紹介されており、瞬く間にチケットは完売となったようです。

※ちなみに去年秋、MLB初の取り組みとしてSanfrancisco Giantsも同じようなTweetupを展開されていました。



■ファンと選手のタッチポイント増加の先に

ソーシャルメディアはもちろんファンと対話の空間ですが、その役割だけでなく、
スタジアムに集客するための重要なツールにもなり得ることを証明しています。

NYKnicksのTwitterアカウントでは、本当に盛んにコミュニケーションを行っています。これによりファンの醸成化、タッチポイント増加を狙っているのでしょう。

スポーツはなんといってもスタジアムで、自分の目で楽しむのが一番です。
NYknicksでは今年もおもしろいTweet-up企画を展開されているので、
次回のブログで紹介させて頂きます。




 

スポーツ、ソーシャルメディア系、どんな小さなことでもお気軽にご連絡頂ければと思います。

Twitter:    @TatsuyaKitano
Facebook:    TatsuyaKitano

Comment(0)