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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

一人マラソン大会・・挑戦とムダ2

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淡々と黙々と周回を重ねた。

体は徐々に重くなる。関節に痛みは来ないが、筋肉には確実に疲労が溜まっていくのがわかる。

それでも35KMを超え、9周を終了した時点で37KMに到達した。最後の1周はさすがに厳しかった。陽が落ち始め、急に気温が下がり汗をかいた体は冷たくなる。日中は湿っていた路面が凍りつき始めた。バランスを崩してしまったら、それを立て直す筋力はもう残っていない。

10周目を完了し、時計を見ると41.2キロ。あと900mというところで、不運なことに時計のバッテリーが切れてしまった。寒さでバッテーリーが早く消耗したのだろう。

900mを正確に測るのは不可能。

さらに1周するしかなかった。もう1周すると約44KM走ることになる。走らなくてもよい2KM。この状態での2KMは試練としか言いようがない。

「残り900M、お前はどうする?」と神様に試されていたのかもしれない。

覚悟を決めて走り始めると、それまでの疲労がウソのようにスーッと抜けていった。

時間も距離も関係のない世界に入ってしまったからか・・・。

走り終えた時は不思議に何にも感じなかった。「これでよかったんだ」という思いだけだった。

最後の2KM 無駄は無駄ではなかった。

勝者も敗者もいない一人大会。ただ走っただけ。それでいい。

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