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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

チームは変わる〜3 一人ひとりを見る

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チーム力向上のために取り入れたのが「部内リーグ戦」

約40名の部員を4チームに分け、週末ごとに部内リーグ戦を実施した。このリーグ戦は選手たちにとても重要なものとなり、チームのレベルアップに非常に有効だった。

リーグ戦は選手たちで運営する。審判やボールボーイ、得点係は試合のないチームが担当。各チームのキャプテンがメンバーに仕事を振り分ける。選手たちは自分たちでオーダーを組みサインを決める。約束事は「全員出場」だけ。

土曜日のリーグ戦はアピールの絶好の場面。ここで活躍すると、翌日の対外試合のメンバーにも入る。控えのメンバーは目の色を変えて試合に臨む。レギュラー組も必死。控えの選手にもゲームの経験値が高まる部内戦は、いつも白熱した。

「対外試合よりも部内戦」

自分たちで運営し、自分たちで考え実行する野球。それが監督としての自分が目指していたもの。このリーグ戦は監督は一切口出しをせず、ただ見守るだけ。それが大事だった。

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