最後の言葉
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太平洋戦争のさなか、戦地で書かれた兵士の日記に作家の重松清さんが丁寧に向き合い、その言葉の重さを伝えるTV番組が12年前に放送されていた 残念なことにそれを見ていなかった
それが「最後の言葉」という本にまとめられ、今になってやっと読んだ。
番組では定時制の高校生が兵士の日記を読む場面があり、それは本にも書かれていた 今が自分にとって読むタイミングだったのだろう
死が目前に迫った中で書かれた日記の中に
「一生の生活を通して、終生の心境が如何に変化しようと、学ばんと欲する心は永久に変わらざると信ず。今からでも境遇が許すならば、希望の道に進みたいと思ふ」(四月一五日)
絶望の中で、それでも学びをもとめる心 学びとはこんなにも深く尊いものか
ものすごい本にめぐりあった
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