学級通信〜最高のビリギャル
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Hさん、という今で言う「ビリギャル」の話を学級通信でよく書いた
彼女には「人の可能性」というものを教えられ、強烈な印象が残っている
高校2年の時から英語の授業を担当したが、それまでの彼女は本人が言うには「ただのギャル」でしかなかった
放課後になると、駅のトイレで化粧をして街に繰り出し「彼氏と毎日デート」「週末も彼や友達と遊びまくり」楽しいことだけ・遊ぶことだけの毎日「楽しいことだけしてたから、いつの間にか自分が空っぽになった」「とにかく一緒にいるだけで楽しかった彼や友達」(これは高校生の男女の付き合いに限らず、大人も同じか・・・)
学校・教師は大嫌いだった。彼女の人を見抜く目は鋭かった。大人のうわべだけの言葉など不快なものでしかなかっただろう。学校・教師不信の彼女の前で教師でいることは、人としての生き方や価値観を問われるような厳しいものを感じた「あんたはどんな人間なの?」というような。
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